<柔道:全日本選抜体重別選手権>◇5日◇1日目◇男女7階級◇福岡国際センター
男子の鈴木桂治監督(44)が、優勝を逃したパリ五輪(オリンピック)日本代表勢に発破をかけた。
3人が決勝を前に姿を消した。66キロ級2連覇の阿部一二三(27=パーク24)は「左肘の違和感」のため準決勝を棄権。60キロ級で銅メダルの永山竜樹(パーク24)は準決勝、81キロ級でV2の永瀬貴規(旭化成)は1回戦で敗退した。
指揮官は「よくぞ出てくれた。今までなら休みを取る選手もいる中、大会に挑戦してくれたことはうれしく思う」とたたえた。
一方で「挑戦してくる選手に勝つことも、チャンピオンの責任。厳しい目で見ると、しっかりと勝ち上がってほしかった」と明かした。
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また永瀬については「彼が落ちる(失神する)シーンは初めて見た。本人しか分からないことだが、目標が定まってない時のチャンピオンのあり方はすごく難しい。見守るしかない」と寄り添った。
収穫も大きかった。阿部が抜けた66キロ級では、顕徳海利(天理大3年)が優勝。1回戦で24年世界選手権王者の田中龍馬(JESエレベーター)を破り、勢いに乗って頂点に立った。
「非常に柔道スタイルが良く、国際大会でも海外の選手に良い戦いをずっとしてる選手。楽しみな選手であることは間違いない」
そう評価した上で、準優勝の小野日向(日体大3年)にも「思い切りの良い柔道をしている。もう少し、細かく丁寧な柔道を付け加えていけば戦える選手だと思う」。学生同士の決勝には「見ていて面白かった。勝負どころは違うが、それぞれの良さが出た」と振り返った。
60キロ級で2連覇の近藤隼斗、73キロ級で優勝の田中裕大(ともにパーク24)、81キロ級で3連覇の老野祐平(旭化成)についても「もともと期待されてる選手。優勝をきっかけに、もっともっと大きい大会で勝ち上がっていけるような選手になってもらいたい」と願っていた。【飯岡大暉】
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