佐野海舟(左/撮影は第20節ブレーメン戦)、町野修斗(右)はともにフル出場 [写真]=Getty Images ブンデスリーガ第28節が5日に行われ、マインツとホルシュタイン・キールが対戦した。
前節終了時点で13勝6分8敗の成績を残し、勝ち点「45」を積み上げているマインツ。現在の順位は4位と、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場も狙える立ち位置だ。現在は2試合続けて白星から見放されているなか、欧州最高峰の舞台行きの切符を掴み取るべく、リスタートを切る一戦としたい。
一方、今季クラブ史上初のブンデスリーガを戦うホルシュタイン・キールは、前節終了時点で4勝5分18敗の勝ち点「17」獲得にとどまり、最下位の18位に沈んでいる。現在は2連敗中、3戦未勝利と苦しい状況が続くが、残り7試合で大逆転残留を成し遂げるには、ここからギアを上げていかなければならない。
マインツに所属する佐野海舟、ホルシュタイン・キールに所属する町野修斗がともにスターティングメンバーに名を連ねた一戦は、10分にアウェイチームがビッグチャンスを作り出す。自陣から丁寧にボールを繋ぎ、左サイドから前進していくと、ジョン・トルキン、町野、スティーヴン・スクリプスキ、アレクサンデル・ベルンハルトソンと流れるようなパスワークを披露。ボックス左に走り込んでリターンパスを受けたスクリプスキが横へ流すと、走り込んだラッセ・ローゼンブームがダイレクトで合わせたが、ここはGKロビン・ツェントナーがゴールを死守する。
対するマインツは19分、ピッチ中央付近でダニー・ダ・コスタが相手の横パスをインターセプトしたところから、鋭いショートカウンターでゴールへ迫る。パウル・ネヴェルからのスルーパスで、ヨナタン・ブルカルトがボックス左に侵入し、フリーで右足を振ったものの、シュートは右ポストに嫌われる。
マインツが主導権を握りながらも、ホルシュタイン・キールも悪くない攻撃を見せるという構図のなか、23分には日本代表アタッカーにチャンスが到来。セットプレーの流れから、ボックス中央に流れたルーズボールを町野が頭で狙ったものの、またもGKツェントナーがスーパーセーブ。ホルシュタイン・キールとしてはビッグチャンスを活かせない。
それでも34分、1本のスルーパスで左サイドの背後を取ったスクリプスキが横へ繋ぐと、アルミン・ギゴヴィッチからの浮き球は右へ流れたものの、ルーズボールをローゼンブームが回収。後ろへ落とすと、アレクサンダー・ベルンハルトソンが左足で狙い澄ましたミドルシュートを叩き込み、ホルシュタイン・キールが先手を取った。
ホルシュタイン・キールが1点をリードして後半へ折り返すと、序盤は拮抗した展開が続き、決定的なチャンスの数は限られたまま時計の針が進む。
マインツは61分、左サイド高い位置でのスローインから、ネヴェルが左足でクロスボールを送ると、ファーサイドへ飛び込んだアントニー・カシがダイレクトで狙ったが、ここはポストに嫌われる。この直後にはホルシュタイン・キールも、左サイドに流れた町野からのアーリークロスをベルンハルトソンが頭で繋ぎ、体勢を整えたスクリプスキがヘディングシュートを放ったものの、ここもポスト直撃。こぼれ球に詰めたローゼンブームのシュートはGKツェントナーに阻まれた。
徐々にマインツがチャンスの数を増やしていき、71分にはペナルティエリア手前でセカンドボールを拾ったナディーム・アミリが1度、2度と相手を外し、強引に切り込んで右足で狙ったものの、GKトーマス・デーネの牙城は崩せない。続く72分にはアミリからの浮き球パスに抜け出したニコラス・ベラツシュニッヒがループシュートでネットを揺らしたが、ここはオフサイドの判定。
だが、構成を強めるマインツは、遂にホルシュタイン・キールのゴールをこじ開けることに成功。75分、ピッチ中央付近右寄りの位置で顔を上げたネヴェルが浮き球のボールを送ると、ボックス左のネルソン・ヴァイパーが見事な胸トラップから左足で流し込む。マインツが遂に試合を振り出しに戻した。
終盤はマインツがより多くのチャンスシーンを作ったが、これ以上スコアが動くことはなく、試合はタイムアップ。この結果、マインツはブンデスリーガ3戦未勝利となった。一方で、ホルシュタイン・キールは連敗を「2」で止めたものの、4試合未勝利が続いている。佐野、町野は共にフル出場を果たした。
次節は12日に行われ、マインツは敵地でホッフェンハイムと、ホルシュタイン・キールはホームでザンクト・パウリと、それぞれ対戦する。
【スコア】
マインツ 1−1 ホルシュタイン・キール
【得点者】
0−1 34分 アレクサンダー・ベルンハルトソン(ホルシュタイン・キール)
1−1 75分 ネルソン・ヴァイパー(マインツ)