PSG、リーグ・アン7試合を残して4連覇が決定！　翌週に控えたCL・ヴィラ戦に大きな弾み

　リーグ・アン第28節が5日に行われ、パリ・サンジェルマン （PSG）とアンジェが対戦した。

　前節終了時点で22勝5分と無敗をキープし、勝ち点「71」を獲得しているPSG。2位につける南野拓実所属のモナコとは勝ち点差を「21」まで広げており、既に4連覇に向けてカウントダウン体制に入っている。この試合を勝利で飾れば、通算13回目のリーグ・アン制覇が確定する。

　今節は、7勝6分14敗の勝ち点「27」で14位に沈むアンジェをホームに迎える。PSGはミッドウィークに控えたチャンピオンズリーグ（CL）を考慮し、一部のメンバーを変更。ウスマン・デンベレ、ブラッドリー・バルコラ、ジョアン・ネヴェスらはベンチスタートとなったが、一方でアクラフ・ハキミ、ヴィティーニャ、フヴィチャ・クヴァラツヘリアらがスターティングメンバーに名を連ねた。

　試合は序盤からPSGが圧倒的にボールを支配し、ゴールを目指して次々と攻撃を仕掛けていく。前半のうちにスコアが動くことはなかったが、後半序盤の55分に均衡が破れる。PSGは左サイドから攻撃へ転じ、リュカ・エルナンデスとのパス交換からクヴァラツヘリアが高い位置まで侵入。右足でクロスボールを送ると、ファーサイドに飛び込んだデジレ・ドゥエがダイレクトボレーを叩き込んだ。

　1点をリードしたPSGは、63分にヌーノ・メンデス、バルコラ、デンベレ、67分にジョアン・ネヴェスと“主力級”の選手も送り出す。ピンチも皆無ではなかったが、マルキーニョスを中心とした守備陣が集中力を切らさない。攻め急ぐ場面は少ないながらも、きっちりと相手を動かしてチャンスの数を増やしていく。

　クヴァラツヘリアやデンベレらが幾度となくゴールに迫ったものの、これ以上の得点は生まれず、1−0でタイムアップ。この結果、PSGはリーグ・アンで8連勝を記録し、4連覇を決めた。クラブとしては通算13回目のリーグ・アン制覇。翌週に控えた欧州の戦いに向けて、これ以上ない弾みをつけた。一方のアンジェは5連敗を喫している。

　この後、PSGは9日、CL・準々決勝ファーストレグでアストン・ヴィラをホームに迎える。一方、アンジェは13日、次節のリーグ・アンでモンペリエとホームで対戦する。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 　1−0　アンジェ

【得点者】
1−0　55分　デジレ・ドゥエ（パリ・サンジェルマン）


【動画】ここまで無敗のPSGが早々にリーグ・アン4連覇達成
CHAMPIONS DE FRANCE 🏆❤️💙 pic.twitter.com/QpmnKugG4V— Paris Saint-Germain (@PSG_inside) April 5, 2025