元フジテレビのフリーアナウンサー長野智子(62)が4日、文化放送「長野智子アップデート」に出演。
中居正広氏の性加害を認定したフジテレビの第三者委員会による報告書で、被害を受けた女性Aに対応した同局アナウンス室部長「F氏」についての過去の報道に大きな誤りがあるとして「週刊文春」に謝罪を求めた。
番組では、白鴎大学教授の下村健一氏と同報告書について検証。下村氏は「1点、今まで言われてきたことを反転させている話がある。どんでん返しが1つある。そこについて言われています。この報告書で、F氏についての記述が、今まで言われていたことと、がらっと反転している」と指摘した。
長野が「そうですね。文春報道が間違ってることがよく分かります」と応じると、下村氏は「Fさんが、被害者Aさんに対して、すごく冷たい反応をしていたんじゃないか、企業側の代弁者となって、切るような態度を取っていたんじゃないか、ということが、ものすごくいろんな情報とともに尾ひれがついて、『3大悪の一人』みたいな形の報道もあった。だけど、実際今回よく読んでみると、相当違ったことが書いてある」と説明。長野も「第三者委員会の報告書は全く違う事実が書いている」と同調し「私も本当にこのポイントが第三者委員会の報告書の中でも、かなり大きな問題だなと思ってて、これは各企業、すべての業界に通じることだと思うんですけれど。性暴力を受けた方に対して、(F氏は)上司であるけども専門性がないわけです。知識のない方を、会社が全部責任を丸投げして、しかも、一生懸命Fさんは向き合ってるんだけども、かたや会社の上司の3人は、会社の方針とか全然Fさんに降ろさないんですよね」と語った。
下村氏は、報告書で「専門性を持たないF氏に、女性というだけで過重な負担を負わせた」として、フジテレビによるF氏への人権侵害と評価される可能性に言及されたことも紹介。「F氏は被害者側だ、と明言してるんですよね。ずっと加害者の一味、『悪の権化』と言われていたのに。これはどんでん返しはすごい」と評価した。
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長野は「本当に文春は謝罪すべきだと思いますし、このポイントがなかなか、他の問題が多すぎちゃってなかなか報じられないので、このことが伝わりづらいというのもあります」と憤りをあらわにした。。
報告書では、2023年10月下旬に女性Aがインスタグラムで入院時の写真を投稿して以降、「フジテレビから女性Aへの連絡窓口がF氏に一本化されることとなった」と説明。女性Aの退院が延期された際には「女性Aの収入への不安があるとの話を受け、F氏は給与面で心配なく治療に専念してほしいとの思いから、H氏に相談して、退院後も満額の給与が支給されるように自宅療養中の扱いを『勤務上テレワーク対応』とした」との報告もされた。
また、2023年10月の番組改編で女性Aが一旦レギュラー番組を交代(降板)することとなった際も「すべての番組からの降板は女性Aの復帰意欲を低下させるおそれがあるとして、F氏はE氏や制作サイドと協議してある番組のレギュラーを女性Aの『戻る場所(番組)』として残すこととした」などの対応があったとされた。さらにF氏は、女性Aにオンライン会議又は電話で降板を説明する立場となり、「女性Aは、『私からすべてを奪うのか』などと激しく泣いて強く訴えたが、最終的にはCXの対応方針を受け入れた」などと記された。
さらに「F氏は、女性Aの復帰意欲の強さとそれが奪われることによる心情を思い、番組降板の話をするのは非常に辛かった旨を述べている」と報告。「F氏自身のメンタル(ヘルス)もぎりぎりまで追い詰められていた旨を述べている」とした。
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