




山根さんの価値観も認めるし、あって当たり前の価値観だと思うけど、この話の流れで「俺は!」って私を下げて自分を主張してくるところが無理だわ……。この内容云々よりも、この話の流れの中で、人前でこんなことを平気で言えてしまう配慮とデリカシーのなさに、やっぱりドン引きだわ……。
と、まぁこんな感じで頭の中でグルグル考えていました。

そう言って、夫は山根さんの肩をポンと叩きました。


夫の「自分が不妊だったときのことを考えて、相手のためにあらかじめ調べておいてあげるなんて、めっちゃ意識高いじゃん」という言葉に山根さんは言葉を失っているようでした。さらに「しかも? もし自分が不妊だったら一生結婚しないっていう覚悟も感じられるし……」と言われ、明らかに動揺している様子でした。
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こうして私たちは夫の同僚たちから離れました。夫の言葉に山根さんはしばらく呆然としていましたが、他の同僚たちにひそひそと「お前もう少し空気読めよ!」「今のはさすがに失礼だぞ」などと言われながら去っていきました。

山根さんに言ってやりたいことが山ほどありすぎて、気持ちが追いつきませんでした。頭の中でグルグル考えているときに、夫が盛大な嫌味を言い返してくれたのです! いや、もしかしたら夫にとっては嫌味でもなんでもなく純粋に「すごい」と思っての発言だったのかもしれません。おそらく山根さんは「結婚してすぐに子どもができない=不妊=妻が原因」という思考回路ができあがっていたのでしょう。夫に言われるまで、まさか自分が不妊の原因になる可能性があるなんて思いもよらなかったのだと思います。そもそも、この話の流れで空気の読めない発言をしてしまうところはドン引き以外のなにものでもありません。
しかし不妊の原因が男性側にある可能性もあるということを山根さんが知る、いい機会になってくれたらと思います。そしてさらっと妻を庇うような発言をしてくれた夫の株はますます爆上がり……! これからも夫と共に生きていこうとあらためて思ったのでした。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか
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