
■2025年度第1回大阪陸上記録会(6日、ヤンマースタジアム長居・大阪)
陸上・女子800mの日本記録保持者、久保凛(17、東大阪大学敬愛高)が「2025年度第1回大阪陸上記録会」で女子800mのタイムレースに出場。高校3年生となって初めてのレースとなった久保はスタートから勢いよく飛び出すと1周目を59秒台で通過し、後続を大きく突き放して2分03秒87の全体トップでフィニッシュした。去年の3月後半から4月の前半に出場した大会では2分5秒台だったが、今大会では去年のタイムを上回った。
先月15日にオーストラリアで行われた世界陸連(WA)が主催する世界陸上コンチネンタルツアー・チャレンジャーシリーズのシドニートラッククラシックでは800mに出場し、2分03秒64の4位。29日の奈良市の記録会では1000mを2分40秒23でU20&U18の日本新記録を打ち立てていた。前日は、大阪高等学校第3,4地区第1回記録会で1500mを走り、4分18秒66のシーズンベストをマークしていた。
次戦は12日に熊本で行われる金栗記念にエントリー。本格的にシーズンが始まり、自身が持つ日本記録と東京世界陸上参加標準記録(1分59秒00)の突破が期待される。
■久保凛(17)
2008年1月20日生まれ、和歌山・串本町出身。潮岬中〜東大阪大学敬愛高。身長168.1cm。小学6年生までは、サッカークラブに所属し、中学から本格的に陸上競技を開始。3年時に全日本中学陸上女子800mで優勝。24年日本選手権女子800m決勝でも2分03秒13で初優勝。7月15日の関西学連・長距離記録会(奈良・橿原公苑陸上競技場)で1分59秒93の日本新記録をマーク。05年に杉森美保が記録した2分00秒45を上回り、19年ぶりの記録更新。日本女子初の2分切りを果たす。
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