積極的にシュートを放った松窪真心 [写真]=金田慎平 なでしこジャパンは6日、ヨドコウ桜スタジアムにてコロンビア女子代表と国際親善試合で対戦し、終了間際の高橋はなのPKで追いつき、1−1の引き分けに終わった。
この試合では先発した田中美南が前半42分に負傷するアクシデント。松窪真心が投入され、1トップの位置に入り、後半途中からは左サイドでもプレーした。同点弾となるPKにつながった相手のハンドリングを誘うシュートを放つなど、積極的な姿勢を見せた。
試合後、松窪は「(投入の声がかかり)『ヤバい、行くのか』と思って」とスクランブル出場を振り返ったが、「0−1で負けていたし、監督からもどんどん前からプレスに行って、チームとしてもハイプレスしてと言われて。前半も残り5分くらいだったので、やってやろうと思いましたし、チャンスがあればどんどん足を振っていこうと思っていました」と、すぐに切り替えて、貪欲な思いを持ってピッチに立てたと話す。
最後は同点弾につながるプレーができたが、66分に左ポストを直撃するシュートがあるなど、直接得点に結びつくことができず、「チャンスが多くあった中で、決めきれずチームが苦しくなってしまったことは、すごく申し訳ない気持ちでしたし、あれを決めないとここには残れないと思うので、そこ突き詰めていきたいと思います」と、悔しさをにじませる。
『2025 SheBelieves Cup』でA代表デビューを飾ったばかりだが、「途中から出るのであれば、何か残さないといけないと思います。前線の選手に求められるのは数字、結果だと思うので、自分自身もっと結果に取り組まないといけないと思います」と、代表定着に向けて目に見える数字を求めないといけないと振り返った。
なでしこジャパンは7、8日と2日間活動を残しており、最終日にはコロンビアと練習試合も行う予定となっている。
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