<バスケットボールBリーグ3部(B3):新潟75−56三重>◇6日◇第28節◇アオーレ長岡
ベテランが流れを引き寄せ、ホームでの連敗を阻止した。B3新潟アルビレックスBBは75−56で三重に勝利。前日5日の1戦目(59−60)のリベンジを果たして7位から6位に浮上した。PG五十嵐圭(44)が6試合ぶりの先発で8得点3アシスト。要所を押さえてチームを引き締めた。
観客席が沸いた。41−43の第3クオーター(Q)、五十嵐が右45度から3点シュートを決めた瞬間だ。このQ開始からコートに立つと、8点差がついたところでベンチに下がる。しかし劣勢になるや、再び戻って逆転の1本。「タッチは良くなかった」と言いながらも、ほしい場面できっちり決める。この後、新潟は三重を引き離しにかかった。
コンディション不良が続き、スタメンは山口戦(3月16日)以来6試合ぶり。「攻撃の起点になることとペースを意識した。悪い時間帯が続かないように」。アシストの1つ前には、得点の起点になるパスを供給し、味方をスムーズに動かした。1戦目は第2Qに途中出場。「みんな消極的だった。リングを見ていなかった」。敗因を分析し、この日は立ち上がりから攻めやすい形に持っていった。
鵜沢潤監督(43)は「1戦目、ボールが回って攻撃できていたのは圭さんがいた時間帯」と2戦目の先発に起用した。五十嵐は「もう少し調整したい状況」と体調は万全ではない。それでも「そうも言っていられないので」と苦笑いし、備えていた。大黒柱がやるべきプレーを体現してチームを救った。【斎藤慎一郎】
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○…SGアント・ネルソン(26)がチーム最多の21得点をマークし、この試合のMVPに選出された。「アグレッシブに攻めようと思っていた」と開始直後に得点を決めるなど、5試合ぶりスタメンで躍動。1戦目、試合終了間際のシュートを外して逆転勝ちを逃しただけに「今日は全力で行った」と気持ちを形にした。
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