逆転弾を挙げたバリオス[写真]=Getty Images
ラ・リーガ第30節が6日に行われ、セビージャとアトレティコ・マドリードが対戦した。
前節、ベティスとのダービーマッチを落としたセビージャ。現在は勝ち点「36」を獲得し、11位に位置している。対するアトレティコ・マドリードは直近のリーグ戦で3試合勝ち無しと、優勝争いから後退。試合開始前で首位バルセロナとの勝ち点差は「10」と、絶対に落とせない試合だった。
試合は、セビージャが先制に成功する。左サイドからのクロスがこぼれたところを、ルシアン・アグメがミドルシュートを突き刺し、リードを奪う。反撃を試みるアトレティコ・マドリードは25分、コナー・ギャラガーが得たPKをフリアン・アルバレスが冷静にゴール右下に決め、スコアを1−1のタイに戻した。
後半に入り、セビージャはチームトップスコアラーのドディ・ルケバキオを中心に攻めるものの、アトレティコ・マドリードの守護神ヤン・オブラクを脅かすことはできない。アトレティコ・マドリードも、フリアン・アルバレスや途中出場のロドリゴ・リケルメが打開を試みるが、得点は奪えず時間だけが進んでいく。
その後もアトレティコ・マドリードがボールを保持し、セビージャが耐える時間が続く。すると後半アディショナルタイムにアトレティコ・マドリードが逆転に成功する。パブロ・バリオスがボールを受けると、ペナルティエリア付近までドリブルで侵入。そのまま左足を振ると、ボールはゴールに吸い込まれた。
試合はそのまま1−2で終了。アトレティコ・マドリードは4試合ぶりの白星をつかみ、優勝へ望みをつなげる勝利を収めた。この結果、首位との勝ち点差を「7」に縮めている。
次節、セビージャは11日にアウェイでバレンシアと対戦。アトレティコ・マドリードは14日に最下位のバリャドリードとの試合を控えている。
【スコア】
セビージャ 1−2 アトレティコ・マドリード
【得点者】
1−0 7分 ルシアン・アグメ(セビージャ)
1−1 25分 フリアン・アルバレス(PK/アトレティコ・マドリード)
1−2 90分+3分 パブロ・バリオス(アトレティコ・マドリード)