
■MLB フィリーズ 8ー7 ドジャース(日本時間7日 フィラデルフィア、シチズンズバンク・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が7日、敵地のフィリーズ戦に“1番・DH”で先発出場し、4打数無安打3三振。2試合連続のノーヒットに終わった。ドジャース投手陣は11四球で8失点、今季2敗目となった。
前日6日は4試合ぶりのノーヒットに終わった大谷、フィリーズの先発は左腕のC.サンチェス(28)、昨季は6打数2安打、通算でも10打数3安打、打率.300と相性の良い相手。
1回の第1打席、1球目96マイル(154キロ)のシンカーを強振したが空振り、珍しく1回の1球目からバットを振っていった。カウント1-2と追い込まれると最後は内角低めのチェンジアップに空振り三振。それでも2死一塁から4番・Tヘルナンデス(32)がライトへ3号ツーラン、チームは開幕から10試合連続ホームランをマーク。新セレブレーションとなっている大谷が出演するCMのマネを披露した。
3回、先頭打者で回ってきた大谷の第2打席、1球目のスライダーを振っていったがファウル。この打席も積極的にバットを出していった。カウント1-2と追い込まれて、最後はまたも内角低めのチェンジアップに空振り三振、前日のカーブ、この日のチェンジアップと縦の変化球にタイミングが合っていなかった。
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雨が強くなってきたその裏、先発のT.グラスノー(31)がきわどいボールを主審に取ってもらえず、ぬかるんだグランドに集中できず、3者連続四球など4つの四球で2失点、さらに2人目でマウンドにあがったA.ベシア(28)がN.カステヤノス(33)に1球目を2号満塁ホームラン。肩の出来上がっていないベシアには厳しい状況となってしまった。
4回にはT.ヘルナンデスがライトポール直撃の2打席連続4号ソロで3対6と3点差に詰め寄った。5回、3度目の先頭打者で迎えた第3打席、3打席連続、2球で2ストライクと早めに追い込まれた。カウント2-2から2打席連続でチェンジアップに打ち取られて残像が頭に残っており、逆球となった内角へのシンカーに手を出して空振り三振。今季初の3打席連続三振となった。
それでも2死一塁からT.ヘルナンデスがレフト線へタイムリーツーベース、この試合4打点目で4対6と2点差にした。
2点差を追う7回、無死一塁で大谷の第4打席、フィリーズは3人目で抑えのJ.ロマーノ(31)を投入、大谷はカウント2-1から外角高めのストレートにしっかりバットを止めてボール。この打席は四球でチャンスを広げた。続くM.ベッツ(32)が左中間へタイムリーツーベースを放ち、5対6と1点差に詰め寄り、ロマーノをマウンドから降ろした。
そして、1死二、三塁から4番・T.ヘルナンデスがフィリーズ4人目、O.カーケリング(24)からライトへ犠牲フライ、3塁走者の大谷が全力疾走で生還。T.ヘルナンデスが5打点の活躍でついに6対6の同点に追いついた。
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ここまで9試合で7度の逆転と強さを見せているドジャース、5番・W.スミス(29)がライトフェンス直撃のタイムリーツーベースで7対6と大逆転。ここぞのイニングで集中力を発揮した。
しかし、その裏、ドジャース5人目、B.トライネン(36)が1死一、二塁からタイムリーを浴びて7対7と再び同点。さらに1死一、三塁でドジャース内野陣はサードゴロでダブルプレーを取りに行ったが、1塁がセーフとなり、7対8と勝ち越された。
1点差を追う9回、先頭で迎えた大谷の第5打席、フィリーズ5人目、左腕のJ.アルバラード(29)と対戦。カウント0-1から内角100マイル(161キロ)のカットボールにファーストゴロに倒れた。
ドジャース投手陣は6人の投手で11四球と大乱調、得点をとっても四球の走者を返されえて敗戦、大谷も4打数無安打3三振と2試合連続ノーヒットに終わった。ドジャースはナショナルズ戦に向けてワシントンへ移動、明日の試合前にはホワイトハウスでD.トランプ大統領(78)を表敬訪問する予定。
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