
成果をあげていても、上司がそれを認めていないと知ったら落胆は大きい。営業職の40代男性(東京都)は、会社の利益に大きく貢献している自負があったが、あるとき上司から
「今のままだと君の存在価値がない」
と許せない一言をぶつけられた。一体どういう事情があったのか。(文:篠原みつき)
会社は「私が1人で会社の利益の8割を作っているのを知らず」
それは、「出来たばかりの赤字垂れ流し企業だった」という。そのためか細かい数字の把握がずさんだったようで、男性はこう憤る。
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「利益について誰も見ておらず、私が1人で会社の利益の8割を作っているのを知らず、上司がそんなことを言ってきました」
成績優秀でなんとか利益を支えていた男性は、当時も営業職だったが年収は300万円以下だった。これに対してエンジニアは700万円以上という給与形態の会社だったそう。仕事をとって来る営業が軽視されていたようで、不公平感もあっただろう。そんな中、何も知らない上司から
「(存在価値がないから)君にはこれからは開発の仕事もしてもらう。今の給料のままで」
と言い渡された。働きを認めてくれない上に、別の仕事も押し付けられそうになったのだ。その結果、「即辞めました」と会社に見切りをつけた。
ただ、そんな風に男性を半ば追い出したときの社長は退任したようだ。こんな後日談を明かした。
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「その後に就任した社長が、当時の数字を見て私のことを『連れ戻せ』と言っていたようですが、年収が倍以上になってるので、戻るわけないです」
優秀な営業マンが去ったあとの社内の混乱ぶりがうかがえるが、男性の知った事ではないだろう。
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