セットプレーから先制点を奪った板倉 [写真]=Getty Images ブンデスリーガ第28節が6日に行われ、ボルシアMGは敵地でザンクト・パウリと対戦した。
今季、欧州のカップ戦出場権争いに身を置くボルシアMGが、対照的に残留争いを続けるザンクト・パウリの本拠地に乗り込んだ一戦。ボルシアMGに所属する板倉滉はスターティングメンバーに入ると、スコアレスで迎えた前半アディショナルタイムには、セットプレーから均衡を破る得点を奪う。ボルシアMGが獲得した右コーナーキックの場面、フランク・オノラが右足でアウトスイングのボールを供給すると、ファーサイド低い位置で待っていたのは板倉。狙い澄ましたヘディングシュートをゴール右上に叩き込み、ボルシアMGに先制点をもたらした。
板倉の今季ブンデスリーガ2点目、公式戦通算3点目でボルシアMGが先制し、終盤までリードしていたものの、85分には自陣に構えてザンクト・パウリの攻撃を受けた場面で、オラダポ・アフォラヤンに強烈なミドルシュートを叩き込まれる。試合はこのままタイムアップを迎え、1−1のドローで終了した。
勝ち点「1」の積み上げにとどまったボルシアMGは、他会場で今節を勝利したライプツィヒと入れ替わり、6位に転落。4位マインツとの勝ち点差は今節終了時点で「2」となっており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を諦めるのはまだ早い。板倉はフル出場を果たした。一方、ザンクト・パウリは2試合ぶりに勝ち点の積み上げに成功し、残留に向けて貴重なポイントを獲得した。
次節は12日に行われ、ボルシアMGはホームで堂安律所属のフライブルクと、ザンクト・パウリは敵地で町野修斗所属のホルシュタイン・キールと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ザンクト・パウリ 1−1 ボルシアMG
【得点者】
0−1 45+2分 板倉滉(ボルシアMG)
1−1 85分 オラダポ・アフォラヤン(ザンクト・パウリ)