桜花賞の勝ち時計ランキング 5位までは全て2019年以降に記録

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2025年04月07日 12:00  netkeiba

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21年の桜花賞を制したソダシ(c)netkeiba
 阪神競馬場で4月13日(日)に行われる桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)。牝馬三冠の幕開けを飾る伝統の一戦には、2歳女王アルマヴェローチェをはじめ、クイーンC覇者エンブロイダリー、フェアリーSを制したエリカエクスプレスなど好メンバーが揃った。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する(阪神芝1600mの開催のみ)。

■5位 1分32秒9 2022年 スターズオンアース

 デビュー2戦目に初勝利を挙げるも、1勝クラスの赤松賞では3着。続くフェアリーS、クイーンCでも2着に惜敗し、桜花賞には7番人気で出走した。道中は馬群まっただ中の10番手あたりで脚を溜め、直線に入ると進出を開始したが、各馬が密集してなかなか抜け出せず。それでも残り200mほどでわずかに進路を確保すると鋭く伸び、パーソナルハイやアルーリングウェイと接触しながらも、粘り込みを図ったウォーターナビレラを猛追。最後は2頭がぴったり並んでゴールを通過したが、ハナ差だけわずかに先着、重賞初制覇を飾った。

■4位 1分32秒7 2019年 グランアレグリア

 新馬戦を1分33秒6の好タイムで勝ち、続くサウジアラビアRCも単勝1.3倍の圧倒的な支持に応えて快勝。その後は阪神JFではなく朝日杯FSに向かい、牡馬相手に3着と健闘した。3歳シーズンはステップレースを挟まずに桜花賞へ直行。2歳女王ダノンファンタジーに続く2番人気でレースを迎える。道中は3番手から運び、直線入口で早くも先頭に立つ強気の競馬を展開。そのまま馬なりで後続をちぎり、2馬身半差の圧勝で桜の女王に輝いた。今では当たり前になったが、年明け初戦での桜花賞制覇はこれが史上初だった。

■3位 1分32秒2 2024年 ステレンボッシュ

 7月に札幌芝1800m戦でデビュー勝ちを収め、秋にはサフラン賞2着、赤松賞1着と安定した走りを見せる。暮れの阪神JFには5番人気で出走し、アスコリピチェーノからクビ差の2着に入った。3歳初戦の桜花賞では2番人気に推される。レースではショウナンマヌエラ、エトヴプレがたんたんとしたペースを刻み、直線では横に広がっての末脚比べに発展。ステレンボッシュは馬場の中央を鋭く伸び、残り100mほどで先頭に立つと、そのまま各馬の追撃を退けた。2歳女王アスコリピチェーノにリベンジを果たし、ビッグタイトルを手にした。

■2位 1分32秒1 2023年 リバティアイランド

 夏の新潟でデビューすると、“上がり31.4秒”の非凡な才能を見せつけ、初陣を白星で飾る。続くアルテミスSは直線で進路が無く2着に敗れたが、暮れの阪神JFでは巻き返して快勝。前哨戦を挟まず桜花賞に駒を進め、単勝1.6倍の圧倒的な人気を集める。道中は15、16番手と最後方近くまで位置を下げたが、直線に入ると大外から各馬をごぼう抜き。他馬が止まって見えるほどの末脚を繰り出し、最後は余裕たっぷりに差し切った。この勝利も伝説の序章に過ぎず、同馬はその後、オークス、秋華賞を制して牝馬三冠を達成した。

■1位 1分31秒1 2021年 ソダシ

 白毛馬として初めて芝の新馬戦を勝ち、続く札幌2歳Sでは白毛馬初の芝重賞制覇。暮れの阪神JFでは白毛馬初のGI勝ちを達成をするなど、次々に記録を打ち立てる。桜花賞には直行し、サトノレイナスに次ぐ2番人気でスタート。道中は3、4番手の内で脚を溜め、直線では残り300mほどで早くも先頭へ。ゴール寸前ではサトノレイナスに詰め寄られたものの、クビ差だけ退け無傷5連勝で桜の女王になった。もちろんこれは白毛馬初のクラシック勝ち。走破タイムもレースレコードであり、記憶にも、記録にも残る走りを見せた。

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