スロット監督はファン・ダイクの状態に問題がないことを強調した [写真]=Getty Images リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が6日、敗戦を喫したプレミアリーグ第31節のフルアム戦を振り返った。地元メディア『リヴァプール・エコー』が指揮官のコメントを伝えている。
リヴァプールはアレクシス・マクアリスターのゴールで先制したが、その後2点を奪われて逆転を許すと、37分にはハイボールに対応しようとしたファン・ダイクがロドリゴ・ムニスにポジションを奪われて3失点目を許した。試合は、リヴァプールが2−3で敗北。ファン・ダイクが競り合いに敗れた一連のプレーが決勝点につながる格好となってしまった。
前節のエヴァートン戦でもFWベトの対応に苦しんだファン・ダイクだったが、スロット監督は「フィルジル(・ファン・ダイク)はこれまで何度も活躍してきた。シーズン50試合から60試合プレーしていれば、たとえフィルジルであっても『もっとうまくやれた』という場面が1つや2つあるはずだ。フィルジルのことは心配していない」と同選手を擁護し、状態に問題がないことを強調した。
この試合では他にも、カーティス・ジョーンズがクロスをクリアしきれなかったことから同点ゴールが生まれ、逆転を許したゴールはアンディ・ロバートソンのパスミスに端を発するなど、いくつかのエラーが目についた。
そのため、先発メンバーのローテーションを頻繁に行わなかったことが、選手たちの疲労につながっているのではとの指摘も。しかし、「この試合まで4日間の時間があった。今シーズン、それが要因ではないことを何度も証明してきた」とし、「我々が犯したミスは、選手たちの疲労とは何も関係がない」と否定した。
プレミアリーグも残り7試合となり、2位アーセナルに勝ち点11差をつけているリヴァプールは次節、日本時間13日にホームでウェストハムと対戦する。
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