【AI予想・桜花賞】近況のリズムや前走での距離経験が好走の鍵! 平穏な決着を示唆する人工知能の本命候補

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2025年04月07日 19:00  netkeiba

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桜花賞に出走予定のエンブロイダリー(撮影:下野雄規)
 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日にニュージーランドT(GII)と阪神牝馬S(GII)、日曜日に桜花賞(GI)が行われます。その中から阪神競馬場で行われる桜花賞を取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年の桜花賞での前走着順別成績を見ていきます。過去10年の桜花賞では前走3着以内の馬が10勝2着8回3着8回と良績を残しています。前走できっちりと上位争いに絡み近況のリズムに狂いのない馬が、順当に結果をだしていると言えるかもしれません。

 一方、前走4着以下だった馬は2着2回3着2回と好走する可能性がゼロではありませんが、複勝率は8.7%ですし複勝回収率も低くなっていますので、積極的には狙いにくい印象。ただし、前走4着以下から巻き返した4頭はすべてチューリップ賞(GII)から参戦してきた馬であることは覚えておきたいところです。過去10年のチューリップ賞は桜花賞と同じ阪神芝1600mで開催。前走が4着以下でも本番と同じコースだった場合は、経験値の高さを活かして好走する可能性があるので注意したいところです。

 続いては、過去10年の桜花賞における前走距離別成績です。過去10年の桜花賞は前走で芝1600mだった馬が9勝2着10回3着8回と好成績を残しています。過去10年の桜花賞は芝1600mで行われていますので、前走で同じ距離の競馬を経験していることがプラスになっていると考えられます。また、桜花賞の主要なトライアルレースやステップレースの多くが芝1600mで開催されていることも、このような傾向となっている要因ではないでしょうか。

 前走で芝1600m組以外では、前走で芝1400mに出走していた馬のみが好走馬を輩出しており、1勝3着2回と3頭が馬券に絡んでいます。この3頭はいずれも前走がフィリーズレビュー(GII)で1番人気の支持を集めていました。また、そのフィリーズレビューでは連対していましたので、前走芝1400m組はレース格や人気、着順などから取捨を決めるのが良さそうです。

 それでは早速ですが、今週の桜花賞でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆平穏な決着を示唆する人工知能

エンブロイダリー

 ここまで5戦3勝2着1回。唯一、崩れたのは3走前のサフラン賞(1勝クラス)での5着。このレースはスタートで出遅れて後方からの競馬になりましたし、少頭数でスローの上がり勝負になったことなどが敗因。それでも直線での脚には見どころがありましたし、能力は示す一戦だったと言えます。

 その後は1勝クラスを順当に勝ち上がり、前走のクイーンC(GIII)で重賞初制覇を達成。道中は2番手を追走し、直線に入っても手応えは十分。残り400mを過ぎたあたりで先頭へ立つと、後続に影を踏ませることなく2馬身半差で快勝。そのクイーンCは9着のショウナンザナドゥがフィリーズレビューを勝っていますし、相手関係を見ても価値のある勝利と言えます。今回はGIでさらに相手は強くなりますが、前走のような走りができれば十分にチャンスはあるのではないでしょうか。

アルマヴェローチェ

 前走の阪神JF(GI)では中団からの競馬。道中はリズムよく運んでいたように見えましたし、直線に入ってから仕掛けられると馬場の外目から一気に加速。残り200mを過ぎたあたりで先頭に立つと、そのまま押し切って優勝。休み明けや初の1600mなど課題がある中で圧巻の走りを見せましたし、本馬の能力の高さは感じられる一戦となりました。

 その後は早々に直行で桜花賞へ向かうことを発表。今回も休み明けですが、狙いすました一戦でしょうし仕上がりに不安はないはずです。この中間は先週の大阪杯(GI)で優勝したベラジオオペラとの併せ馬を消化するなど、中身の濃いトレーニングも積んできています。間隔が開いても問題ないことは前走で証明していますし、ここも力通りならば上位争いになるはずです。

エリカエクスプレス

 新馬、フェアリーS(GIII)と連勝し無敗での桜花賞制覇を狙う本馬。新馬戦では逃げて2馬身半差の完勝。前走のフェアリーSはスタートからしばらくは力みながらの追走でしたが、キャリア1戦であることを思えば許容範囲。3コーナーあたりでは落ち着いた走りでしたし、4コーナーから徐々に前への差を詰めにかかります。直線に入ると楽な手応えであっという間に先頭へ立つと、そのまま後続を突き放して3馬身の圧勝とポテンシャルの高さを示す結果を残しています。

 今回はGIでメンバーは強くなりますが、前走の内容からすればここに入っても通用するだけの能力は秘めているはずです。また、前走が力みながらの追走でしたので、GIのようなハイレベルなレースのペースの方が本馬には向いている印象があります。デビューから圧巻のパフォーマンスを続けているだけに、無敗での桜花賞制覇というシーンが見られても不思議はありません。

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