桜花賞で「母の父ガリレオ」のJRA・GI初制覇なるか フェアリーS圧勝の素質馬が挑む

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2025年04月07日 19:30  netkeiba

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フェアリーSを制したエリカエクスプレス(今年1月撮影、ユーザー提供:@otp24jさん)
 「母の父ガリレオ」のJRA・GI初制覇なるか。フェアリーSを制したエリカエクスプレス(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)が、桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)に挑む。

 ガリレオ(Galileo)は01年の英G1・英ダービー、愛G1・愛ダービー、英G1・キングジョージ?世&クイーンエリザベスSの覇者。競走馬としても超一流だったが、種牡馬としては更に輝きを放ち、世界中で多くのGI馬を送り出した。ただ、日本との相性はイマイチ。JRAに限ると、産駒は外国馬も含めて44頭が走ったものの、重賞は未勝利。一方、母の父としては8頭の重賞ウイナーを輩出しているが、GIでは延べ22頭が走り、23年のホープフルSと24年のジャパンCのシンエンペラーの2着が最高着順となっている。父の父としてフランケル(Frankel)を通して3頭のGI馬を出しているとはいえ、ディープインパクト系やキングカメハメハ系の引き立て役に留まっている。

 桜花賞には「母の父ガリレオ」のエリカエクスプレスが参戦する。ここまで2戦2勝。昨年10月に京都で新馬勝ち。続くフェアリーSで重賞初制覇を果たした。それもハイペースを好位で追走しながら、楽々と抜け出して3馬身差の大楽勝。エピファネイア産駒らしい前進気勢の持ち主で、折り合いには課題を残すが、世代屈指の能力を秘めている。

 21年7月に天国に旅立った祖父に、勝利を届けることができるか。そういった視点でもエリカエクスプレスの走りには要注目となる。

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