レアルでも得点を量産しているエンバペ [写真]=Getty Images レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペが、昨年夏の移籍や同僚との関係性について言及した。6日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
モナコで頭角を表したエンバペは母国屈指の名門パリ・サンジェルマン(PSG)で約7年間に渡って活躍した後、昨年夏にレアル・マドリードへ完全移籍加入。シーズン序盤はやや適応に苦戦したが、徐々に本来の輝きを取り戻し、ここまで公式戦通算46試合で32ゴール4アシストをマークしている。同郷の先輩であるカリム・ベンゼマ(現:アル・イテハド)と同じ「9番」を背負い得点を量産する姿はまさしく“エースストライカー”だ。
2022年夏にもレアル・マドリード加入が濃厚と報じられたエンバペだが、その時はPSGとの契約を延長。「簡単な決断ではなかったが、(フロレンティーノ・ペレス)会長とは良い関係性を築いていた。パリに残ると伝えた時も、会長は僕の味方でいてくれた」と当時を振り返りつつ、幼い頃から抱き続けていた“白い巨人”への憧れを次のように明かした。
「ここでプレーできるなんて毎日夢を見ているかのようだ。(ジネディーヌ・)ジダンは僕のアイドルだった。他のクラブにはないオーラがあるし、世界最高のクラブだよ。クリスティアーノ(・ロナウド)が来てからはすべての試合を観ていたよ。彼も僕のアイドルなんだ。僕は夢を抱いていたが、今はそれが現実になっている。僕はこのクラブのジャージを着てプレーし、ゴールを決め、みんなに名前を呼んでもらいたかった。一番重要なのは幸せだよ」
“夢のクラブ”で充実した時間を過ごしているエンバペは「ここでプレーすることは人生において素晴らしいことだ。常に熱意を持ってピッチに立つし、謙虚にプレーするよ」と喜びを噛み締める。その上で、ともに前線を存在感を放つブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールについては次のようにコメントした。
「彼との関係性は非常に良好だし、お互いに違いを生み出すことができる選手だと思っている。彼と一緒にプレーしたいという思いでここに来たんだ。ヴィニのいないレアル・マドリードなんて想像できない。これからも協力し、レアル・マドリードを助けていくつもりだよ」