史上最速で2部降格のサウサンプトン、ユリッチ監督の退任を発表…就任からわずか108日後

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2025年04月07日 22:12  サッカーキング

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就任からわずか108日後に退任が発表されたユリッチ監督 [写真]=Getty Images
 サウサンプトンは7日、トップチームを率いるイヴァン・ユリッチ監督の退任を発表した。

 チャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)への降格決定から一夜明け、日本代表DF菅原由勢も所属するサウサンプトンが指揮官の退任を発表。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ユリッチ監督の現行契約に付随していた降格条項が行使され、就任からわずか108日後にクラブを去ることとなったようだ。

 昨シーズンのチャンピオンシップを4位で終え、昇格プレーオフの末に最短1年でのプレミアリーグ復帰を決めたサウサンプトン。しかし、今シーズンは開幕直後から苦戦が続き、最初の16試合を1勝2分13敗という成績で終えると、昨年12月にラッセル・マーティン前監督の解任を発表。セリエAでの指導経験が豊富で、今シーズン序盤にはローマを率いたユリッチ監督の招へいし、プレミアリーグ残留争いに臨むこととなった。

 しかし、その後も成績は上向かず、ユリッチ監督就任後14試合の戦績は1勝1分12敗。現地時間6日に行われたプレミアリーグ第31節トッテナム戦に1−3で敗れたことで、7試合を残してのチャンピオンシップ降格が決まった。
 
 サウサンプトンはユリッチ監督の退任に際し、「イヴァンは難しい時期にサウサンプトンへやって来て、困難な状況下でチームを改善するという任務を負っていた。しかし、残念ながら期待していたほどのパフォーマンスの向上は見られなかった。イヴァンと彼のスタッフには、困難に立ち向かい、残留を目指して誠実かつ懸命に働いてくれたことを感謝したいと思う」と声明を発表している。

 なお、今シーズンの残り7試合はサイモン・ラスク暫定監督が率い、現役プレーヤーでもある元イングランド代表MFアダム・ララーナが補佐役となるようだ。

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