金魚を飼育しているビオトープの水を1年ぶりに抜いてみた結果がYouTubeに投稿されました。動画は、記事執筆時点で8万4000回以上再生されています。
動画を投稿したのは、ナマズやフナといった身近な水辺の生き物を捕ったり育てたりしているYouTubeチャンネル「水辺 de ASOBO」。以前には、カニのたまり場に自作のカニカゴを沈めてみた様子が話題となりました。
今回は、屋外に設置したビオトープの水を1年ぶりに抜いて水替えをしつつ、飼育している金魚たちの様子を見てみるようです。
投稿主さんが2020年、あぜシートとブルーシートで自作した大型水槽を利用しているビオトープ。できるだけ自然に近い状態にしているため、エサも控えめに与えているそうです。2024年11月のある日、1年ぶりの水替えを行おうと金魚たちにエサをあげていたところ、ふと“赤くない金魚”がいることに気付きます。
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エサを与えた後は、ビオトープの水替えをするための作業に取り掛かりました。ビオトープの周囲や中にはカラス対策と夏の日陰作り用の植物が生えているので、これらをいったん取り除きます。
水槽の中心には草丈が2メートル近くになる大きなマコモが生え、周囲に入れた土から松が発芽していました。マコモの根元にある太った茎・マコモダケは収穫し、後ほど天ぷらにしていただくそうです。
その後は、水槽の中に入れてあったスイレン、コウホネ、イグサを植えたポットを取り出し、熊手や網を使って植物の枯れた枝葉を取り除きます。そして、目詰まり対策のためネットを被せた水中ポンプで水を抜いていきました。
ブルーシートで遮水した円筒の水槽は、金魚が避難できる“魚だまり”のある2段構造になっているとのこと。マコモのポットも引き上げ、2段目の水を抜いていくと……そこには金魚に交じって、常連だというアカハライモリの姿がありました。
水をある程度抜いたら、たまっていた1年分の泥を手ですくって金魚を避難させます。
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避難させた大小50匹ほどの金魚の中には、エサやりのときに見かけた白い金魚の姿もありました。投稿主さんによると、小さな金魚は全てビオトープの中で生まれた個体とのこと。卵をビオトープに残しておくと親の金魚に全て食べられてしまうため、卵はタライでふ化させ、稚魚の状態でビオトープに戻したそうです。
掃除を終えたビオトープには、井戸水の代わりに雨どいから雨水をホースとパイプで注入。一晩で満水になったビオトープに戻す前に、金魚を観察してみます。
特に大きな金魚を2匹、中くらいと小さい金魚、発色前の金魚とフナ、白い金魚を1匹ずつ水槽に移し、間近で観察してみることにしました。大きな金魚は成魚で購入してから数年、中くらいの金魚はここで生まれて3年、小さな4匹は春に生まれて約半年経過しているそうです。
気になっていた白い金魚は尾びれの付け根に赤い色が残っていますが、これが模様なのかあるいは色が抜けていくのか、全く見当がつきません。白い金魚が生まれたのは初めてなので、様子を見ながら育ててみようと考えているそうです。
観察後は取り出しておいた水草のポットと金魚を戻し、ビオトープの復旧作業が完了しました。白い金魚とフナを含む4匹は別のタライに入れ、様子を見ていくとのこと。早ければ次の春には産卵するとのことですが、白い金魚がどんな姿に成長するのか、また繁殖するのか、ゆっくりと見守っていきたいですね。
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この動画には「みんな元気に育ってますね」「見応えありました。金魚たちがどうなっていくのか……来年も楽しみです」「やはり外飼いだとうろこがツヤツヤでキレイですね!!」「大きい子鯉くらい太くてなんだか笑っちゃいますね」「白い金魚ってやっぱり特別な感じがしますね。長生きしてほしい」といったコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「水辺 de ASOBO」とサブチャンネル「水辺 de ASOBOの自由時間」では、“水辺で遊ぶ”をテーマにした動画が公開中。また、通販サイト「SUZURI」ではTシャツや缶バッチなどオリジナルグッズを販売しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「水辺 de ASOBO」
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