5年前や10年前......。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、人気リアリティーショー「プロジェクト・ランウェイ」の出演者がプロムドレスを制作する動画です。2022年に投稿されたこの動画は、記事執筆時点で4790万回以上再生されています。
●アメリカの女の子にとっては特別過ぎる“アレ”のためのドレス
この動画を投稿したのはYouTubeなどSNSで活躍するデザイナー・Gunnar Deatherage(@GunnarDeatherage)。アマチュアデザイナーが技術を競うリアリティー番組「プロジェクト・ランウェイ」に出演して一躍有名になりました。
彼が今回手掛けたのは、プロムドレス。プロムとは高校卒業に当たって開かれるダンスパーティのことですが、アメリカの高校生にとっては、大人の階段を上るとても大切な儀式です。Gunnerさんは誰のためにそんなにスペシャルな衣装を制作したのでしょうか……?
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●まるでプリンセス! 夢のドレスができるまで
まずはぴったりしたボディス(ドレスの上半身部分に当たる衣服)を作るために、洋裁用のボディー(トルソ―)にテープで線を入れ、ドレスの形を決めていきます。
トルソーに手際よく生地を当て、デザインを写して型紙にしたら、生地をカットしていきます。ボディスのベースができたら形を保持するためのボーンを作ります。トルソーに着せたボディスの上から、布をたたんでタックを取りつつチュール生地を重ね、透明感を演出していきます。
チュールの上からモチーフやクリスタルで装飾をつけたら、まるでプリンセスのような華やかな雰囲気に。もちろんスカートはギャザーをたっぷり寄せたぜい沢仕様。Gunnarさんが実際に着用し、クルクル〜っと回って華やかなドレープ具合を確認。ばっちりですね!
ボディスとスカートをつないで、出来上がったドレスはまるでプリンセス!
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実はこのドレスを贈られた女の子は、Gunnarさんが6年前に交際していた人のいとこ。2人は破局してしまったけれど、義理堅いGunnarさんは当時中学生だったその子と結んだ“ドレスを作る”という約束を果たし、もてるスキルを余すところなく発揮したのでした。
●スウィートすぎるエピソードに1万件超のコメントが集まる
そんな男前すぎるGunnarさんのプレゼントに、ユーザーたちからは「アーティストやクリエイターである以前に、人として素晴らしい!」「なんてスウィートなの!」「彼女、すごくラッキーだね」と絶賛の声が集まりました。なんとその数1万1000件。思わずコメントしたくなってしまうほど、すてきなエピソードだったのですね。
Gunnarさんのチャンネル(@GunnarDeatherage)では、SATC・キャリーがまとった伝説のウエディングドレスほか、有名人のまとったドレスやキャラクターをイメージした衣装などの制作動画を多数公開。その他、意外な素材でドレスを仕立てる動画や、メンバー限定のハウツー動画など、さまざまなコンテンツがアップされています。
画像は「Gunnar Deatherage」(@GunnarDeatherage)のYouTubeチャンネルより引用
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