15歳でプレミアリーグデビューを飾ったモンガ [写真]=Getty Images レスターに所属するU−16イングランド代表FWジェレミー・モンガが15歳の若さでプレミアリーグデビューを飾った。
プレミアリーグ第31節が現地時間7日に行われ、レスターは本拠地『キング・パワー・スタジアム』でニューカッスルと対戦した。3点ビハインドで迎えた74分、ユースチームを主戦場としているモンガがモロッコ代表FWビラル・エル・カンヌスとの交代でピッチへ。プレミアリーグ公式の発表によると、15歳271日での初出場は、アーセナル所属のU−21イングランド代表MFイーサン・ヌワネリに次いで、リーグ史上2番目に若い記録となったようだ。
「93番」を背負って約20分間プレーしたモンガだが、注目が集まっているのは同選手のユニフォームだ。なんと、レスターの選手の中で一人だけ、胸スポンサーが記載されていない特別仕様のユニフォームを着用していたのだ。
通常、レスターのユニフォームの胸部分にはスポンサーである「BC.GAME」のロゴが入っている。「BC.GAME」はオンラインゲームのプラットフォームとして知られているが、その中には仮想通貨を使用するカジノも含まれている。イギリスメディア『BBC』によると、2020年の賭博法改定により、18歳未満の選手が賭博に関するスポンサーが表示されたユニフォームを着用することは禁じられているとのこと。プレミアリーグもこれを遵守しているため、今回のモンガも特別仕様のユニフォームを着用することとなったようだ。
試合後、レスターを率いるルート・ファン・ニステルローイ監督は「素晴らしい資質の片鱗を見ることができた。彼は素晴らしいウインガーであり、スピードもある。素晴らしい才能の持ち主だよ。これだけの出場時間を得るに値したと思うし、もっとプレーすることを願っているよ」とモンガの才能に賛辞を送っている。
なお、0−3で敗れたレスターはこれで泥沼のリーグ戦8連敗を喫しており、8試合連続で得点を挙げることができていない。データサイト『Opta』によると、あと1試合でプレミアリーグの最長連続無得点記録に並ぶことになるという。