
■MLB ナショナルズ 6ー4 ドジャース(日本時間8日、ナショナルズ・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が8日、敵地のナショナルズ戦に“1番・DH”で先発出場し、4打数3安打1四球。4試合ぶりの4号、今季初のスリーベースなど3安打、あとツーベースでサイクルヒットという快挙だったが達成とはいかなかった。
前日7日は2024年7月25日のジャイアンツ戦以来の3打席連続三振を喫した大谷、ワシントンへ移動して、試合前にはワールドシリーズを制したチームの恒例となっている大統領への表敬訪問が行われた。D.トランプ大統領(78)と対面し、しっかり握手をした大谷“ムービースターみたいだ”と言われて笑顔を見せていた。
ナショナルズの先発は昨季、2ケタ勝利をマークした左腕のM.ゴア(26)。昨季、初対戦し、2打数2三振と完璧に抑えられた相手。
1回の第1打席、カウント1-0からやや甘く入ってきた内角低め96マイル(154キロ)のストレートを完璧に弾き返したが、打球角度が付かず、センター方向へ。打球速度182キロで二塁手のグラブを弾き、セカンド内野安打、3試合ぶりのヒットをマークした。
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0対2とリードされた2回、2死一塁で大谷の第2打席、2球スライダーが外れて、カウント2-0と打者有利になると、甘く入ってきたストレートを逃さずに振りぬき打球は軽々とスタンドへ。打球速度164キロ、飛距離115.2m、角度は28度と完璧な当たり。4試合ぶりの4号同点ホームラン、大谷も自身が出演するCMの新セレブレーションをベンチに向って披露した。
2対3と再びリードされた5回の第3打席、ストレート2球で2ストライクと追い込まれたが、3球目のスライダーを捉えてセンターフェンス直撃のスリーベース、大谷はあとツーベースで自身2度目のサイクルヒットに王手をかけた。
8回、大谷の第4打席、敵地ながらサイクルヒットの快挙達成を期待し、歓声が上がった。ナショナルズ3人目、L.シムズ(30)と対戦。1球目、内角低めのスライダーを豪快な空振り。そして、フルカウントから外角高めに抜けたスライダーを見逃し、1塁に歩きかけたが、ストライクのコールで見逃し三振に倒れた。
9回、2死三塁で迎えた第5打席はナショナルズの抑え、K.フィネガン(33)と対戦。フィネガンは全球スプリットで勝負したが、四球で出塁した。
チームは2対3とリードされた7回、今季好調の中継ぎA.バンダ(31)が1番・J.ウッド(22)に追加点となる2号ツーラン、さらにナショナルズ打線に中継ぎ陣がつかまり、この回3失点。ドジャースは今季初の連敗となった。
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