今季限りでの現役引退が発表された近賀ゆかり [写真]=Getty Images サンフレッチェ広島レジーナは8日、元なでしこジャパン(日本女子代表)DF近賀ゆかりが今シーズン限りで現役引退することを発表した。
1984年5月2日生まれで現在40歳の近賀は日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)でプロデビューを飾り、INAC神戸レオネッサやアーセナル、キャンベラ・ユナイテッド、杭州女子倶楽部、オルカ鴨川FCなどでも活躍。“WEリーグ元年”の2021−22シーズンからは広島でプレーし、ここまで公式戦通算57試合で3ゴールをマークしている。
また、2005年にデビューを飾ったなでしこジャパンでは国際Aマッチ通算100試合に出場し5ゴールをマーク。主力として2011年のFIFA女子ワールドカップ優勝や2012年のロンドンオリンピック準優勝、2015年のFIFA女子ワールドカップ準優勝に貢献するなど、輝かしいキャリアを築いた。
クラブの発表によると、5月4日(日)に本拠地『エディオンピースウイング広島』で行われるノジマステラ神奈川相模原戦の試合終了後に、近賀の現役引退セレモニーが開催されるという。
スパイクを脱ぐ決断を下した近賀はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「今シーズンをもってサッカー選手を引退することを決断いたしました。このサンフレッチェ広島というクラブ、そして広島という街で現役生活を終えられることを心から幸せに思っています」
「サンフレッチェ広島レジーナは、リーグ戦残り6試合。勝利のために、全力で闘い少しでも上の順位を目指していきます。まだまだ足りないところのある私たちですが、皆さんの応援の力を借りることで強さを発揮できるチームへと成長してきています。いつも支えてくださっているサンフレッチェ広島ファミリーの皆さんの声援が、私たちの大きな力になっています。そして私は、怪我から必ず復活し、サンフレッチェ広島レジーナの力になれるように全力で努力を続けます」
「感謝の気持ちを直接お伝えできるようたくさんの方にご来場いただけると嬉しいです。ピッチに戻れることを信じて、最後の瞬間まで自分らしくチャレンジしていきます。5月4日 ホーム最終戦 エディオンピースウイング広島でお待ちしています」