ナージャ・トロコンニコワらロシア政治犯の作品を紹介する展覧会『鉄格子の向こう』

Text by CINRA編集部

展覧会『THROUGH THE BARS　鉄格子の向こう』が4月14日から北千住・BuoY 2F GALLERYで開催される。

同展では、ロシアにおけるPolitical Prisoner＝政治犯が、投獄中または出獄後に制作した作品と、受刑者が直面する現実をとらえた外部のアーティストによる作品を展示。ロシア語圏における抑圧的なメカニズムの復活と権威主義体制に挑戦する個々人のアクションを紹介し、ロシアにおける千人規模の政治犯の窮状について認識を高め、人権危機に対する国際的な理解をアートを通じて深める。

出展作家は、ナージャ・トロコンニコワ（Pussy Riot）、サーシャ・スコチレンコ、パヴェル・クリセヴィッチ、アルチョム・カマルジン、ジェーニャ・ベルコヴィチをはじめとする収監中または収監経験のある政治犯やアーティスト、日本から木版画コレクティブA3BC、アーティストデュオMES。

同展は、ロシア語圏のプロテストアートを扱うアートコミュニティ・ALL RIGHTS REVERSEDのキュレーションを軸として、在日ロシア人アクティビストたちとMESの協業により運営。

4月14日18:00からオープニングレセプション、4月17日19:00から収監中の政治犯へ手紙を書くワークショップ、4月19日19:00から戯曲『ДИСКРЕДИТАЦИЯ（DISCREDITING、信用を毀損）』のリーディングプログラムが行われる。

会場内は画像、動画ともに撮影可能（来場者やスタッフなど名前を出していない個人が特定できる撮影は不可）。

詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。