バルサ愛を語ったガビ[写真]=Getty Images
スペイン代表MFガビが、所属するバルセロナで引退する願望を語った。8日、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が同選手のコメントを伝えている。
バルセロナの下部組織である“ラ・マシア”出身のガビは、2021年8月にトップチームデビュー。2023年11月に右膝前十字じん帯断裂の大ケガを負ったが、約1年の離脱期間を経て、2024年10月に復帰を果たすと、今シーズンはここまで公式戦29試合に出場し、3ゴール3アシストの記録を残している。
現在20歳ながら、すでにバルセロナで140試合に出場しているガビが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦を前にした会見に出席。記者から自身の将来について問われると、「もちろんバルサで引退したいと思っているけど、何が起こるかはわからない。サッカーにおいてはケガをすることもある。僕に任せてもらえるのなら、そう決断するだろう」と答え、現役時代をバルセロナに捧げたいとの考えを示した。
続けて、ガビは現状のプレータイムについて言及。「以前ほど大きな役割を果たせていないのは事実だけど、長期の離脱から復帰したばかりだし、それは普通のこと」と語り、監督の采配を肯定した。なお、ガビは3月28日に行われたオサスナ戦で、復帰以降初めてのフル出場を果たしている。
ハンジ・フリック監督と良好な関係を築いていることを明かしており、「とても仲が良く、お互いをよく理解している。1年間の離脱から復帰することが難しいことを把握してくれている」と語った。そして「僕は今シーズン、良い時間を過ごしているし、ハンジは大きな信頼を寄せてくれている」と続け、精神的な充実を口にした。