
カスハラ防止が叫ばれるこの頃、威張り散らすだけの“お客様”は我が身を振り返るべきだろう。世間が米の品不足と価格の高騰にあえぐ中、福岡県の50代女性が勤めるスーパーで、高齢男性の客が怒り出した。
「『なんでお米が無いんだ!!どうしてだ!』と大騒ぎ。売り場主任が噛み砕いて説明しても、ますます怒り出す始末」
米の品薄はすでに一般に知れ渡っていることだ。しかしこの客の怒りはなかなか収まらなかった。(文:湊真智人)
「『人としてどうなんだ?』と感じた出来事です」
困った店側はある奥の手を使った。
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「ガタイの良い店長が低い声で事情を説明したらようやく納得」
店長の威圧の前では、さすがに大人しくなったようだ。一連のクレームを目撃した女性は、客が態度を急変させたことについて、最後にこう指摘している。
「人を見てクレームを取り下げるなんてお客様じゃないばかりか、『人としてどうなんだ?』と感じた出来事です」
理不尽なクレーマーのエピソードはまだある。投稿を寄せた福井県の50代女性はドラッグストアで勤務中に、驚きのクレーマーに遭遇した。
その客は、女性の後輩社員の「品出しの仕方、値札の付け位置」に文句を言い、それに対する後輩の返答の仕方も「なってない!」と𠮟りつけていた。そして不運なことに、客の怒りの矛先は先輩である女性に向いてしまった。
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「二人ともに説教じみたクレームを一時間、最後に『誠心誠意謝れ!』と店内に響きわたる声で怒鳴られ続けられました」
二人は客の“お叱りの言葉”を無下にできなかったようだが、これは完全にカスハラ被害と言えよう。なんとも気の毒な話だ。
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