レアル・マドリードに先勝したアーセナル [写真]=Getty Images 来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)にはプレミアリーグから最低5チームが出場することが確定した。8日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
各国のリーグは、UEFA(欧州サッカー連盟)の男子クラブ大会であるチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)でのチームの成績に基づいて係数ランキングを獲得。勝利で2ポイント、引き分けで1ポイントを得ることができ、同じ国内リーグのクラブが獲得したポイントを合計し、そのリーグがヨーロッパで展開しているクラブ数で割って計算されることになっている。
CLに出場しているクラブにはボーナスポイントが与えられ、係数ランキングの上位2位になった国には翌シーズンのCL出場権が1つ追加される規定となっており、昨季はドイツとイタリアのチームに追加枠が与えられていた。
そして、今季欧州大会に出場しているプレミアリーグのチームは好成績を収めていたなか、3つの大会であと1勝すれば追加のCL出場権が獲得できる状況となっていたが、8日に行われたCL準々決勝ファーストレグでアーセナルがレアル・マドリードに3−0で勝利したことにより、今季プレミアリーグを5位で終えたチームまでが来季のCLに出場できることになった。
なお、以前のルールでは1つのリーグでCLに出場できるチームは最大5つまでだったが、このルールは廃止されている。このため、CL準々決勝まで進出しているアストン・ヴィラが優勝を果たし、プレミアリーグで上位5位以内に入らなければ(現在は7位)、イングランドのチームにもう1つ来季のCL出場権が追加される。
さらに、今季プレミアリーグで低迷しているマンチェスター・ユナイテッド(現在13位)とトッテナム(現在14位)はともにEL準々決勝に進出しており、どちらかが優勝した場合にはさらに1つCL出場権が追加されることになるため、プレミアリーグのチームは来季最大で7チームがCLに出場する可能性を残している。
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