
元バレーボール選手でLGBTを公表した滝沢ななえさん(37)が、自身のインスタグラムを更新。「道徳」の教科書に掲載されたことを発表し、セクシャルマイノリティについての自身の想いを語りました。
滝沢さんは7歳からバレーボールを初め、強豪校でもある八王子実践バレー部でキャプテンを務めていました。高校卒業後は実業団で7年間プレーし26歳で引退。現役引退後は、指導者としてバレーボールに携わり、本格的なトレーニングの指導者としての人生を歩んでいます。また2018年には女性専用ジムをオープンし、フィットネストレーナーとしても活躍しています。バレーボール選手時代には「美しすぎるバレーボール選手」としてメディアで取り上げられ、2017年にバラエティ番組(日本テレビ)にてレズビアンということを公表しました。
「こんな日が来るなんてね」と中学三年生の道徳の教科書に掲載されることを公表。「子どものうちからセクシャルマイノリティの情報に少しでも触れる機会を作ってもらえたことは当事者として感謝でしかないです」と感謝の気持ちを述べました。
また、カミングアウトに対して「気持ち悪いと思われても良い。家族と疎遠になっても良い。友達がいなくなっても良い」「マイノリティ=少数派って言ったって同じ境遇の人は必ずいて当時はその人達の『何か』になれたら良いなと思ってカミングアウトしたのです」と当時の想いを振り返りました。
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さらに「セクシャルマイノリティの人って意外と自分の近くにもいるのかもしれないってそんなことを頭の片隅にでも入れておいてもらえるようになれば良いなっと思って発信しています」とつづり、「十人十色なのでセクシャルマイノリティに対する感じ方や考え方は人それぞれ。どうしたって受け入れられない人がいるのもそれもまた正解だと思っているし世の中に『受け入れてくれ!認めてくれ!』なんて滝沢は思わないのです」とLGBTに対する自身の考えを述べました。