可愛すぎる赤ちゃん猫写真に一目惚れしてお迎え→約10年後の“貫禄ある姿”がたまらない!

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2025年04月09日 16:20  女子SPA!

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女子SPA!

お迎えを決めた時の写真
【今日のにゃんこタイム〜○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.167】

 水を飲む時の仕草には、猫の個性が表れることもあるものです。中でも、ひと際注目を集める飲みっぷりを披露するのは、鈴ノ助くん。普通に飲んでいるのに、なぜか悲壮感漂う表情に……!

 その姿を見ると「放っておけない……」と感じ、庇護欲が高まります。

◆ベビーフェイスだったエキゾが“顔芸上手”な大人猫に

 2014年、飼い主さんはブリーダーが掲載した写真を見て、鈴ノ助くんに一目惚れ。当時、鈴ノ助くんは子猫らしいベビーフェイスをしていました。

 名前は、日本を感じるようなかっこいいものを……と思い、「鈴ノ助」に決定。お迎え当初、生後2ヶ月だった鈴ノ助くんは、無邪気な行動をたくさん見せてくれたそう。家具など色々なところに乗り、やんちゃな日々を楽しんでくれました。

 飼い主さんいわく、鈴ノ助くんはお迎え当初から水を飲む時にはツラそうな表情を見せていたそう。実際にはツラくはないであろうに、どこか貫禄ある顔つきであるからか、ツラそうに見えてしまうのです。

 顔芸が得意な鈴ノ助くんは自身の誕生日にも、独特の表情を披露。ケーキを前にしているのに、どこか不服そうな表情を見せたのです。

「実際は、優しい性格。怒ることは滅多になく、小心者です。ただ、感情がすぐ顔に出るタイプ。抱っこの時、暴れはしないのですが顔で抗議をしてきます(笑)」

◆威厳ある顔つきなのに内面にはギャップが!

 お迎え当初から穏やかな性格だった鈴ノ助くん。成長に伴い、よりのんびり好きのマイペースな子になっていきました。

 だからこそ、飼い主さんは鈴ノ助くんが見せた“ニャン生初の威嚇”が印象に残っています。

「以前、車に轢かれて母猫を亡くした子猫を一時的に保護した時、鈴ノ助はビビり過ぎて初めて威嚇をしたんです(笑)」

 なお、ちょっぴり抜けている一面があるのも鈴ノ助くんのかわいいところ。

「お客様が来た時、頭を隠してお尻が丸出しな時があります。本人は、一生懸命隠れているつもりのようですが……(笑)」

 エキゾチックショートヘアは鼻が低く、涙が流れる「鼻涙管」と呼ばれる部分が詰まりやすい猫種。涙が鼻に流れないと、常に涙が出るなどの症状が見られる「流涙症(りゅうるいしょう)」という病気が引き起こされます。

 流涙症を起こしやすい場合は、こまめに涙を拭きとることが大切。飼い主さんは毎日、鈴ノ助のお顔をケアし、快適に過ごせるように心がけています。

◆体重減少から病気が判明して…

 なお、鈴ノ助くんは今、「消化管好酸球性硬化性線維増殖症(GESF)」という病気と闘っています。近年になって病名が提唱され始めたこの病気は、胃の出口や小腸と大腸の境目に腫瘍のような塊ができるのが特徴。消化管にできるリンパ腫などとの見分けが難しい場合もあります。

 消化管好酸球性硬化性線維増殖症(GESF)は、原因が解明されていません。また、元気がない、食欲がないなどの症状が見られると言われていますが、猫はもともと食べムラがある生き物であるため、異変に気づくことが難しいケースも……。

 鈴ノ助くんの場合は5〜6年前、嘔吐が続き、体重の減少が激しかったことから精密検査を受け、病気が発覚しました。

 現在は、ステロイド薬を1日1回服用。月1回、通院をして経過観察をしています。

「鈴ノ助は病院が怖いのですが、一切暴れないので病院のみなさんから、本当にいい子だと褒めていただいています。もしかしたら、怖くて動けないだけかもしれませんが……(笑)」

 飼い主さんにとって、鈴ノ助くんはいてくれるだけで幸せになれる存在。病気と上手く付き合いつつ、これからも癖になる顔芸をたくさん見せてね。

<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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