米グーグルが発表した生成AI(人工知能)向けの半導体「アイアンウッド」=9日、米ネバダ州ラスベガス 【ラスベガス時事】米グーグルは9日、生成AI(人工知能)向けの半導体「アイアンウッド」を年内に投入すると発表した。この半導体を集積した製品は、現在最速の計算能力を誇るスーパーコンピューターの24倍の性能を誇るといい、電力効率も向上した。筋道を立てて回答を導く「推論モデル」の開発が加速しており、これに適した半導体を使ったクラウド製品でシェア拡大を狙う。
米ラスベガスで開かれたグーグルクラウドの開発者会議で発表した。ピチャイ最高経営責任者(CEO)は基調講演で「この進展は、さまざまな分野における飛躍的進歩の礎となる」と語った。