日本サーフィン連盟(NSA)の寺尾恵一理事長は10日、都内で会見し、9日の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で28年ロサンゼルス大会の追加種目に要請していたロングボードが同大会に採用されなかったことを受け、「マイナスに捉えず、次へのステップ」と話した。32年ブリスベン大会での追加を目指していく方針で、「日本のロングは男女ともに世界トップレベル。ショートと同じように育成していきたい」と期待を込めた。
競技は21年東京大会で初めて正式採用され、昨夏のパリと2大会連続で行われたが、種目はショートボードのみの実施だった。競技文化が根強い米国開催で、機運が高まっていただけに見送りは無念の結果となったが、寺尾理事長は「スノーボードやスキーも、フリースタイルにいろいろな競技スタイルが入ってきている。サーフィンもこれから。自然と融合して競技ができることをアピールしていく」と前向きに話した。
拡大を目指した出場選手枠はパリ大会から変更はなく、男女各24人。会場の発表は持ち越しとなった。
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