固定資産税や自動車税など「地方税」をスマホ決済アプリで支払うには?

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2025年04月10日 19:31  All About

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「税金をどうせ支払うなら、少しでも手間なく・お得に済ませたい」、そんな声に応えるように、2023年4月から、自動車税や固定資産税などの地方税もスマホ決済アプリによる納付が可能になりました。今回は、スマホ決を使って地方税をスムーズかつお得に支払う方法を、分かりやすくご紹介します。
毎年4月になると固定資産税(第1期)、5月には自動車税など、地方税の支払いが立て続けにやってきます。まとまった出費が重なるため、「家計に響くなあ……」と感じる方も多いのではないでしょうか。

「どうせ払うなら、少しでも手間なく・お得に済ませたい」、そんな声に応えるように、2023年4月から、自動車税や固定資産税などの地方税もスマホ決済アプリによる納付が可能になりました。今回は、スマホ決済で地方税をスムーズかつお得に支払う方法を、分かりやすくご紹介します。

スマホアプリでの決済ができる「地方税統一QRコード(eL-QR)」って何?

「地方税統一QRコード(eL-QR)」は、2023年4月から導入された新しい納税のしくみです。納付書に印刷された統一規格のQRコードをスマホで読み取るだけで、簡単に地方税の支払いができるようになりました。

このQRコード付きの納付書が届いたら、主に以下のような方法で納税できます。

・クレジットカード
・インターネットバンキング
・スマホ決済アプリ(PayPay、楽天ペイ、au PAY、d払いなど)

スマホ決済アプリの詳細は、以下で確認できます。

・スマートフォン決済アプリ一覧 - 地方税お支払サイト

スマホ決済アプリは、スマホ1つで完結するうえに、決済手数料がかからないのが魅力です。

一方、クレジットカード払いでは、納税額に応じた決済手数料がかかるので注意が必要です。例えば、1万円までは手数料37円(税別)、以降1万円ごとに75円(税別)の手数料が発生します。「手数料なし」でスムーズに支払いたい方は、スマホ決済アプリの利用がおすすめです。

地方税統一QRコードで支払える税金は?

「地方税統一QRコード(eL-QR)」を使って支払える主な税金は、次のとおりです。

・固定資産税
・都市計画税
・自動車税(種別割)
・軽自動車税(種別割)

このほかにも、住民税(普通徴収)や国民健康保険税(普通徴収)などが対象になっている自治体もあります。

ただし、対応している税目は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村のホームページなどで事前に確認しておきましょう。

地方税をスマホ決済アプリで納付するときの手順

スマホ決済で地方税を支払うのは、とっても簡単。以下のステップでスムーズに進められます。

●ステップ1:使いたい決済アプリの決済方法をチェック
まずは、「地方税お支払いサイト」にアクセスし、「スマートフォン決済アプリ一覧」から、PayPay・楽天ペイなど、自分が使いたい決済アプリの決済方法を確認しましょう。

●ステップ2:支払い方法を選ぶ
お支払いサイトのトップページで、次のどちらかの方法を選びます。
・「eL-QR(地方税統一QRコード)」をスマホで読み取る
・納付書に記載された「eL番号」を手入力する

●ステップ3:金額を確認して支払う
QRコードを読み取るか、eL番号を入力すると、支払うべき税額が画面に表示されます。納付書の金額と一致しているかを確認したら、あとは決済アプリで支払うだけ。手数料はかからず、24時間いつでも手続きできます。

忙しい毎日でも、スキマ時間にさっと納税できるのがスマホ決済の魅力です。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

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