10日、米ニューヨーク証券取引所で端末を見るトレーダー(AFP時事) 【ニューヨーク時事】10日のニューヨーク株式相場は、米中の貿易戦争激化への警戒感が根強く、大幅反落して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均の下げ幅は前日終値比で2100ドルを超えた。前日は史上最大の上昇幅となる2962ドル高で引けており、相場の乱高下が続いている。
トランプ米大統領は前日に相互関税の一部停止を発表したものの、対中関税についてはさらなる引き上げを表明。中国も報復をエスカレートし、世界経済への打撃が懸念されている。
午後0時25分現在は、ダウ平均が前日比1974.21ドル安の3万8634.24ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が1124.11ポイント安の1万6000.86。