マンU、EL準々決勝・ファーストレグはリヨンと痛み分け…ザークツィーの逆転ゴールから7分後に痛恨被弾

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2025年04月11日 06:20  サッカーキング

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リヨンと引き分けたマンチェスター・ユナイテッド [写真]=Getty Images
 ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝・ファーストレグが10日に行われ、リヨン(フランス)とマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が対戦した。

 リーグフェーズを3位で突破したマンチェスター・ユナイテッドは、ラウンド16でレアル・ソシエダと激突。2戦合計5−2と地力の差を見せつけながら準々決勝進出を決め、8年ぶりのEL制覇に向けて歩みを進めている。対するリヨンは、ルーマニアの強豪FCSBに2戦合計7−1の大勝を収めて8強入り。両国を代表する名門クラブ同士の激突が準々決勝で実現した。

 試合の立ち上がりはリヨンが支配率を高め、25分に大きな先制点を挙げる。敵陣左サイドでニコラス・タグリアフィコが倒され、ホームチームがフリーキックを獲得。ティアゴ・アルマダがキッカーを務めると、右足でペナルティエリア内に鋭いクロスを蹴り入れる。ボールはゴール前に向かっていくが、ニアに飛び込んできたムサ・ニアカテの頭上を通過。アルマダのキックが直接枠内に吸い込まれ、リヨンがスコアを動かした。

 リードを許したマンチェスター・ユナイテッドも、前半終了間際に同じくセットプレーで同点弾を奪う。アレハンドロ・ガルナチョが腕を引っ張られる形でフリーキックを得ると、ボックス右角付近からブルーノ・フェルナンデスが枠内にシュート性のクロスを供給。一度は相手GKに弾かれたものの、ペナルティエリア正面に飛んだこぼれ球をマヌエル・ウガルテがダイレクトで跳ね返す。レニー・ヨロが頭で軌道を変えてネットを揺らし、ゲームは振り出しに戻された。

 後半はオープンな局面が増え始め、一進一退の攻防が続く展開に。そんななか、79分にアウェイチームがビッグチャンスを作り出す。最終ラインからのビルドアップで前進し、センターサークル内でボールを引き出したB・フェルナンデスがドリブルでバイタルエリアに侵入。相手にカットされたセカンドボールを自ら回収し、左サイドで待つパトリック・ドルグへと配給する。左足でボックス内にクロスを入れると、ファーのスペースに飛び込んできたガルナチョがシュート。ダイレクトで合わせたものの、GKのビッグセーブに防がれた。

 すると、88分に途中投入のジョシュア・ザークツィーが大仕事をやってのける。ヴィクトル・リンデロフがハーフライン付近からフィードを送り、相手選手に跳ね返されたクリアをコビー・メイヌーがヘディング。ボックス手前やや右寄りの位置で待つB・フェルナンデスへと頭で繋ぎ、右足で柔らかな滞空時間の長いクロスを蹴り入れる。ファーに流れたザークツィーが頭で丁寧に押し込み、逆転に成功した。

 しかし、リヨンも90+5分にラヤン・シェルキが劇的な同点弾をマーク。結局、そのまま試合は2−2で終了し、激闘のファーストレグはドローでタイムアップを迎えた。運命のセカンドレグは17日に開催される。

【スコア】

リヨン 2−2 マンチェスター・ユナイテッド

【得点者】

1−0 25分 ティアゴ・アルマダ(リヨン)
1−1 45+4分 レニー・ヨロ(マンチェスター・ユナイテッド)
1−2 88分 ジョシュア・ザークツィー(マンチェスター・ユナイテッド)
2−2 90+5分 ラヤン・シェルキ(リヨン)

【動画】リヨンvsマンチェスター・ユナイテッドのハイライト




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