啓発冊子「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?」 (C)いがらしみきお/竹書房2026年に連載40周年を迎える漫画『ぼのぼの』が、顧客等からの著しい迷惑行為(いわゆるカスタマーハラスメント、以下「カスハラ」)への対策として消費者庁で制作される啓発冊子「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?」のキャラクターとして起用されることが決定した。
『ぼのぼの』は、1986年から連載が続き、累計発行部数は950万部を超えるいがらしみきおによるマンガを原作とするTVアニメだ。へんなことや不思議なことに興味を示してしまうラッコの子ども・ぼのぼのを中心に、ゆるくてかわいいキャラクターたちが生きることの真理をゆったり感じたり、見せたりしてくれる。
1995年にはテレビ東京系列にてアニメ化。そして2016年には連載30周年のアニバーサリー・イヤーに新たにフジテレビにてアニメ化され、毎週土曜日の朝の顔として、いまなお多くのファンに愛されている。
本冊子では、カスハラを知らないぼのぼのと仲間たちが、いつも疑問に答えてくれるスナドリネコさんから、よくあるカスハラのケースを紹介してもらいながら、お店(従業員)側と、お客(消費者)側のそれぞれの視点から考えていく。
カスハラが生じる背景にある、消費者と事業者(従業員)双方の認識不足や勘違いによるヒートアップを防ぎ、「お互いさま」の気持ちを持てるよう、『ぼのぼの』のキャラクターや世界観を活用しながらわかりやすく説明している。
本冊子は、消費者庁ウェブサイトで閲覧できるほか、各地の消費生活センターや消費者団体等に配布される。
(C)いがらしみきお/竹書房