米、対中関税計145%=中国は報復125%に―貿易戦争さらに激化

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2025年04月11日 18:02  時事通信社

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時事通信社

トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席(AFP時事)
 【ワシントン、北京時事】トランプ米政権は10日、中国からの輸入品に対する追加関税の税率が計145%になると発表した。報復措置を打ち出した中国への相互関税を125%に引き上げ、既に発動済みの別の関税20%に上乗せする。一方、中国は11日、これに対抗して米国製品への報復関税を125%に引き上げ、12日から適用すると表明した。

 米政権が2日に対中相互関税を打ち出してから1週間余りで関税率は約4倍に跳ね上がった。報復関税の応酬で米中間の貿易が事実上、途絶えかねない状況で、互いの経済への打撃は必至。世界経済を巻き込んだ米中貿易戦争は消耗戦の様相を呈している。

 中国政府は声明で「米国が中国の利益を侵害すれば、中国は断固として対抗する」と強調。同時に、これ以上は「数字のゲーム」にすぎないとして、米政府による対中関税に一つ一つ反応する考えはないと突き放した。

 中国はこれまでにレアアース(希土類)の輸出規制などを講じている。今後は関税以外の手段を使い、米国に対抗するとみられる。 

このニュースに関するつぶやき

  • どっちにしても、米国は対中貿易赤字(去年は約185兆円)の解消しか頭にないから、関税を200%にしようが300%にしようが同じことだし(笑)
    • イイネ!9
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