5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回取り上げるのは、2023年4月にYouTubeに投稿された“7羽のニワトリに庭の草を食べてもらうという動画”です。なおこちらは記事執筆時点で26万回以上再生されています。
●自宅の庭を手入れしてもらう
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「大吉農場」。山形県米沢市で和牛の繁殖をメインにしている農家さんが運営しているチャンネルで、田舎暮らしの日常や牛たちの放牧の様子などを公開しています。
今回の動画を撮影した年は雪解けが早く気温も高かったため、自宅の草はだいぶ伸びている状態。そこで草そのものを食べたり、地面を掘り返して虫を探したりすることでニワトリたちに“草むしり”をしてもらおうと考えたそうです。
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●小屋から出発するも……
自宅前のお庭に柵を設けたら、ニワトリたちの“出勤”の時間。小屋の防護ネットをずらすと、すぐさま外に出てきました。
みんな地面が気になって仕方ないようです。一生懸命に足元をついばみますが、現在いる場所はニワトリ小屋のすぐ近く。むしってほしい現場は40メートル離れたところにあり、ここではありません。
文字通り道草を食ってなかなか進まないので、キャベツで誘導。寄り道しながらも、どうにか柵で囲ったエリアに到着しました。人間が畑の作業をしている間、ニワトリたちにはここで自由に過ごしてもらいます。
●現場で作業開始
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観察してみると、草よりも土中の虫が気になる様子です。しかし、くちばしでつついたり、足で草をどけたりするので狙い通り“草むしり”をしてくれています。
定点カメラが撮影する中、のびのびと過ごすニワトリたち。まだまだ草は残っていますが、風も強くなってきたので作業1日目は早めに切り上げて小屋へと帰宅させます。
その後もニワトリたちの“作業”により、緑色だった庭はどんどん茶色へと変化。3日目後には、草の量が柵の内外で明らかに異なっていると分かります。
一部の草は残っていますが、これらはニワトリの口には合わなかったようです。むしってもらったエリアにはタンポポの黄色い花が点在していました。
●区画を広げる
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そこで、柵の位置を変えて区画を拡張することに。ニワトリたちは新しいエリアへ一斉に移動し、元気に地面をついばみます。その結果、3時間後には草の丈と量が減り、地面がとても良く見えるようになりました。
●「すばらしいなあ!」「効果バツグンですね!」の声
コメント欄には、「鶏って草食べるのか」「すばらしいなあ!」「効果バツグンですね!」「面白いくらい草無くなるんですね、これは意外でした」「にわとりの生態が見れて良かったです」「ニワトリと道草の由来を見た気がしました」「ニワトリ君の居る生活、憧れます」などの感想が寄せられました。
また、「寄り道してるニワトリたちかわいい」「和みますね〜都会の子どもたちに見てほしいコンテンツです」「鶏たちが本当に道草食ってる」「おんどりさんにホッコリします」「ふさふさ、ほんと可愛いですね」など、かわいいニワトリさんたちに癒やされた人が続出。
同チャンネルでは、この他にも牛に雑草を食べてもらったり、新たに導入した機械で牧草を収穫したりする動画を公開しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「大吉農場」さん
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