2026年6月末に契約満了となる(左)リュディガーと(右)アラバ [写真]=Getty Images レアル・マドリードがドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、およびオーストリア代表DFダヴィド・アラバとの契約延長について検討を重ねているようだ。10日、スペイン紙『アス』が伝えている。
ともにレアル・マドリードの最終ラインを支えるリュディガーとアラバ。2022年にチェルシーから加入した前者はここまで公式戦通算147試合に出場し7ゴール4アシストをマーク。一方、2021年にバイエルンから加入した後者は度重なる負傷に悩まされているものの、ここまで公式戦通算114試合出場5ゴール9アシストという成績を残している。
そんな両選手の現行契約は2026年6月末まで。満了まで残り約1年となった中、クラブ内では契約延長するべきか否かの議論が重ねられているという。互いに32歳であることや、スペイン代表DFラウール・アセンシオの台頭、長期離脱中のブラジル代表DFエデル・ミリトンの存在、今夏にボーンマス所属のスペイン代表DFディーン・ハイセンの獲得を狙っていることなど複数の事情を考慮すると、双方ともに契約延長する可能性は低いようだ。
報道によると、現時点でより契約延長の可能性が高いのはリュディガーだという。近年は比較的安定したパフォーマンスが続いており、今シーズンも長期の戦線離脱はなく公式戦45試合に出場。一方のアラバは1年以上の離脱を余儀なくされた左ひざ前十字靭帯断裂を含め、負傷を繰り返していることなどからクラブ内での評価は分かれているようだ。
なお、レアル・マドリードとしてはクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、およびスペイン代表MFルーカス・バスケスの去就問題の解決が優先事項となっているものの、リュディガーとアラバの将来についても今後数カ月以内に決断を下す必要があると『アス』は指摘している。