スピードスケート女子で18年平昌オリンピック(五輪)2冠の高木菜那さん(32)が“学生時代”を振り返った。
11日、都内でメガネブランド「Zoff」の2025年サングラス展示会に出席。お気に入りの1本に透明のフレームのサングラスを選択した。「現役時代に使っていた青系のレンズなので」と理由を明かした。
競技中は時速50キロ以上で滑走。目が乾くため、多くの選手がサングラスを着用する。妹の美帆は赤系のレンズを好むと言うが、自身は「赤だと気持ち悪くなっちゃうので。普通の時と同じ色合いになる青系を好んで使っていた」とも説明した。
22年の引退後は、目の悩みも増えた。筑波大大学院に通い「論文を書くため、今までにない時間パソコンとにらめっこしていた」。現役時代もレース映像などを見ることはあったが「講演の資料を作ったり、パソコンを使う頻度がより増えた」という。視力低下に悩まされたが、同社のブルーライトをカットするメガネを使って対策した。
今年3月に大学院を修了し「大人になってから学ぶ楽しさを知った。知らないことを学ぶのはおもしろかった」と振り返る。スポーツウエルネス学学位プログラム(博士前期課程)で運動と健康について研究。「自分にしかできない研究をできた。今後はそういう情報を発信していきたい」と明るい表情を見せていた。【飯岡大暉】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。