『パリピ孔明 THE MOVIE』(C)四葉夕ト・小川亮/講談社(C)2025 「パリピ孔明 THE MOVIE」製作委員会テレビドラマで実写化され話題を呼んだ人気漫画の映画化『パリピ孔明 THE MOVIE』。アマチュアシンガー月見英子を演じる上白石萌歌が、歌唱シーンについての思いを明かしている。
現代の渋谷に転生した三国志の天才軍師・諸葛孔明(向井理)が、英子(上白石萌歌)とともに音楽の力で<天下泰平>を目指す本作。
スケールアップした映画版では、日本を代表する3大音楽レーベルが頂点を競う史上最大の音楽バトルフェスに参加した孔明と英子が、三国時代のライバル・司馬懿の末裔である司馬潤(神尾楓珠)とshin(詩羽)の兄妹と対峙することになる。
2011年に「東宝シンデレラ」オーディショングランプリ受賞後、数々の映画やドラマへ出演、さらにadieuとしてアーティスト活動を行うなど、活動の幅をいまもなお広げ続けている上白石。本作では、音楽バトルフェスで歌声を披露している。
撮影では実際に6,000人の観客を動員し、圧巻のライブシーンを作り上げた。撮影について上白石は、「フェスの日が、自分が映画の中で英子を生きる上での一番重要な日だと思っていたので、何日も前からカレンダーにぐるぐる丸を付けて『この日に全てを懸ける』くらいに思っていました」と心境をふり返る。
「フェス自体も、私がウォーミングアップをしている裏でずっと行われていて、いろんな方のパフォーマンスも見られる空間だったので、それぞれの緊張感やヒリつきも感じながらの撮影でした。私も緊張しすぎて『本当に出たくない!』と思っていたので、そういう気持ちがそのまま映っている映像になっているかと思います」と文字通り全身全霊で挑んでいたことを打ち明けた。
さらに上白石はフェスのシーンについて、「英子も当然緊張しているし、何より『自分が歌ったら孔明がいなくなるかもしれない』という気持ちもあったので、その時の気持ちをあえてどうにかしようとは思わずに、そのままの自分でやることがきっと英子の心情には近いと思ったので、そのままの気持ちでステージに立ちました」と語る。
ドラマでも、孔明がいつかは元の世界へ戻ってしまうのでは…という展開が描かれ、視聴者をハラハラさせてきた。上白石が語るように、今回、“孔明とのお別れ”が描かれる可能性がある。
劇中では、孔明の「もう思い残すことなく、旅立つことができます…」という意味深なセリフも登場し、英子が涙する姿も。見納めかもしれない孔明の姿、そして英子の“本気”のパフォーマンスに注目してほしい。
『パリピ孔明 THE MOVIE』は4月25日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)