サラー(左)の契約延長に言及したスロット監督(右)[写真]=Getty Images リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、エジプト代表FWモハメド・サラーの契約延長に自身の見解を示した。11日、地元メディア『リヴァプール・エコー』が同指揮官のコメントを伝えている。
リヴァプールは11日、サラーと新契約を締結したことを発表。今シーズン終了後に契約満了となる予定だったが、2027年夏までの契約延長となり、リヴァプール残留が決定した。スロット監督は11日の会見で、「もちろんうれしいことだ」とコメント。「モー(サラーの愛称)は長年、自身がどれほどの価値であるかを示し続けてきた。ファンやチームメイトも、2年の契約延長をしてくれたに喜ぶはずだ」と続け、エースの残留に安堵しているようだ。
昨夏の移籍市場でリヴァプールは、フェデリコ・キエーザのみの獲得に留まり、静かな夏を過ごした。スロット監督はサラーの残留が決まったことで、今夏の移籍市場では優位に働くことがあると考えており、以下のように自身の考えを示した。
「選手を獲得したい、あるいは引き留めたいと考えている時、過去7、8年在籍しているスター選手が契約延長を選択してくれたことは、とてもプラスなことだ。それはクラブが野心的であることを示すものだ。モーだけではなく、オーナーや、昨夏にやって来たスタッフ陣も、クラブが長年続けてきたパフォーマンスを継続することに意欲的だ」
また契約延長が間近に迫っていると報道されるキャプテンのフィルジル・ファン・ダイクについては、「答えはわかっていると思うが、いつものつまらない回答をするよ。契約についてはサインした時に話すものだから、架空の選手の場合でも話せる。だからサインをするまでは話さない」と語り、個々の交渉状況は一貫して明言を避けている。