キルマーノック戦で活躍した前田(左)と旗手(右)[写真]=Getty Images
スコティッシュ・プレミアシップ第33節が12日に行われ、セルティックとキルマーノックが対戦した。
第32節消化時点で勝ち点「79」を積み上げているセルティックは首位を快走している。前節は最下位セント・ジョンストンに0−1と不覚を取ったものの、2位レンジャーズも敗れたため、勝ち点差は「13」をキープした。
日本代表FWの前田大然と、MF旗手玲央がそれぞれスターティングメンバーに名を連ねた一戦は、試合開始から日本人選手が躍動する。9分、敵陣ペナルティエリア左隅付近で旗手がボールを受けると、ワンツーで相手DFをはがす。そして右足を振り抜くと、綺麗な弧を描いたミドルシュートを決め、セルティックに先制点をもたらした。
続く11分には、前田大然が得点。右サイドを駆け上がったアリスター・ジョンストンからのクロスは、相手DFが一度は触れたものの、ボールは前田の足元に。前田が冷静に蹴り込み、スコアを2−0とした。
すると21分にも追加点を挙げたセルティックは、24分に再び旗手がゴールを決める。右からクロスを受けると、冷静にDFを交わしてゴール左側にシュートを流し込んだ。
セルティックは試合終了間際に1点を追加し、5−1で勝利。勝ち点を「82」に伸ばした。この結果により、2位レンジャーズが明日の試合で負けると、セルティックの優勝が決定。レンジャーズが勝ち点を獲得した場合、次節セルティックは引分け以上で優勝が確定となる。
【スコア】
セルティック 5−1 キルマーノック
【得点者】
1−0 9分 旗手玲央(セルティック)
2−0 11分 前田大然(セルティック)
3−0 21分 キャメロン・カーター・ヴィッカース(セルティック)
4−0 24分 旗手玲央(セルティック)
4−1 29分 ダニエル・アームストロング(キルマーノック)
5−1 90分+3分 アンソニー・ラルストン(セルティック)