ボルシアMG戦で決勝点をアシストした堂安律 [写真]=Getty Images ブンデスリーガ第29節が12日に行われ、ボルシアMGとフライブルクが対戦した。
ともに来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を射程圏内に入れている6位ボルシアMGと7位フライブルクによる直接対決。ボルシアMGの板倉滉、フライブルクの堂安律と2人の日本代表戦士が先発出場した一戦は、序盤からスコアが動く。まずは14分、ショートカウンターから右サイドを駆け上がったフランク・オノラのクロスがクリスティアン・ギュンターのオウンゴールを誘発し、ホームのボルシアMGが先制する。
フライブルクもすぐさま反撃。失点からわずか2分後、最終ラインから敵陣右サイド深くへロングボールが送られ、スペースへ走り込んだルーカス・キュブラーがゴール前に柔らかいクロスを供給する。中盤から走り込んだパトリック・オスターヘッジが頭で押し込み、フライブルクがあっという間に試合を振り出しに戻した。
その後はフライブルクがやや押し気味に試合を進めるが、ボルシアMGも粘り強い守備を披露し、1−1のまま試合は最終盤に突入。迎えた90分、右サイド深い位置でボールを受けた堂安が左足で精度の高いクロスをゴール前に送る。飛び込んだヨハン・マンザンビのヘディングシュートがネットを揺らし、フライブルクが土壇場で逆転に成功した。
板倉と堂安ともにフル出場した試合はこのまま1−2で終了し、フライブルクが6位に浮上した。次節、ボルシアMGは20日にアウェイでドルトムントと、フライブルクは19日にホームでホッフェンハイムと対戦する。
【スコア】
ボルシアMG 1−2 フライブルク
【得点者】
1−0 14分 クリスティアン・ギュンター(ボルシアMG)
1−1 16分 パトリック・オスターヘッジ(フライブルク)
1−2 90分 ヨハン・マンザンビ(フライブルク)