
長年の友人であっても、こじれまくった結果、関係を断ち切らざるを得ないということもあるようだ。投稿を寄せた50代女性もそんな体験をした。友人との関係をこう振り返る。
「若いときの職場の同僚で付き合いも長く、親友に近い状態だったのではないかと思うくらいの関係ではありました」
そして、女性の息子と友人の娘が結婚することに。つまり女性と友人の関係性は親友から親戚になったわけだ。ところが、このあと友情が終わってしまったというのだ。(文:天音琴葉)
始まりは息子の結婚、そして離婚
残念ながら、息子夫婦の結婚生活は長く続かなかった。
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「若くして結婚した息子は、やはり離婚も早かったのです」
2人は子どもをもうけたものの離婚した。これをきっかけに、女性友人との間に修復不可能な亀裂が入る。
そもそも離婚原因は、親友の娘が不倫したことだった。ところが親友は女性に対して「息子が悪い」と主張。女性がどんなに否定しても、親友は娘の言い分しか聞いていないようだ。
「母親ではないなど言い出し、私の親族について悪口三昧」友人が暴走
それでも友人の態度は変わらない。それどころか、友人とは思えない言動が始まった。
「息子夫婦の結婚に対し口出しをして、息子の教育を自分がするなど、私に対して母親ではないなど言い出してきたり、私の親族についての悪口三昧でした」
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実は女性にも離婚した過去があり、息子が子どもだったときは夫側に親権があった。そのため息子家族に深く関われる立場ではなかったそう。友人はその状況を知りながら、母親失格と言わんばかりの態度で、女性とさらには親族までをも侮辱したのだ。
一時的に親戚になったものの、長年の友達だったはずだ。疑問に思った女性は改めて関係性を問うと、友人は「友達」と答えた。しかし、「私の息子は誰の子?」と詰め寄ると、「あなた(の子)」と答え、ようやく我に返ったように口を閉ざしたという。
だが息子夫婦の離婚後も、友人の無神経さは続いた。友人は「孫と会うことがあるので、写真を撮ってきてあげる」とこれ見がよしに言ってきた。女性は息子や孫と自由に会えない状況だったのだろう。
友人の発言に我慢の限界が来たようだ。女性は、積もり積もった怒りや悲しみ、友人の言動のおかしさを全て直接本人にぶつけた。友人はその場では「言われなければわからなかったので、その時にちゃんと言って欲しかった」と謝罪した。だが、もう遅かった。
「考え方や配慮が足りなさすぎる。あまりにも頭が悪すぎると思って、電話番号の着信拒否と引っ越ししても、引っ越し先を教えず音信不通にしました。デリカシーのなさにはびっくりです」
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どんなに長い付き合いの友人であっても、踏み込んではいけない領域がある。母親としての尊厳を踏みにじり、親族まで侮辱する。あまりにもデリカシーのない言動に、女性は絶縁を決意。「その後、彼女はどうしているのかは知りません」と書いていた。
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