
どんなに有名で美味しい店であっても、接客サービスの仕方一つで客の印象は大きく変わってしまう。埼玉県の50代女性は、退職祝いに夫の家族から「銀座の超有名寿司店」の食事券を貰った。開店時間に予約し、カウンター席に着いてフロアを見回すと、「ランチ券の予約の人が多かった」様子だった。
しばらくすると、職人さんがカウンター越しに写真を撮ってくれると申し出た。女性は喜んでお願いしたが……。(文:篠原みつき)
「その後の寿司の味は美味しいとも思えない……」
その後に続いた言葉に、女性は耳を疑った。
「『どうせ証拠写真が必要でしょ?』的な事を言われ……」
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まるで「ランチ券で来た客は他人に自慢するための写真が欲しいでしょう」とでも言いたげなニュアンスだ。この一言で、女性の気分は一気に冷めてしまった。
「その後の寿司の味は美味しいとも思えない……とても嫌な思いをした。どんなに有名店でも客を馬鹿にした事は許されず、もう二度と行きたくない店となった」
せっかくのお祝いの席が、不快な思い出に変わってしまったようだ。
フレンチ店での“ご指導”「もっと味わって食べて」
東京都在住の60代男性は、フレンチレストランでコース料理を食べている最中に、思わぬ文句を言われた経験があるという。
「食べるのが早くて『もう少し味わって食べていただきたかった』と言われたことがあった」
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客の食べるペースに対して、店側が口を出すというのは珍しい。悪気はないのだろうが、食事の楽しみ方を指図された気がして嫌な気持ちになりそうだ。
なお、この男性は別の飲食店でも納得のいかない経験をしている。場所は都内にある結婚式場内の中華料理店だった。
「かめの紹興酒を追加で頼んだら『夜の人にも出したいので』と断られたことがある」
まだ2本目程度の注文だったにも関わらず、残りが少ないからと提供を断られたのだ。悔しさをこう書いている。
「何本までとか全く明記してなかった」
「その時は致し方ないと思ったが明記しておいてほしかった」
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在庫に限りがあるなら、メニューに注記しておくか、注文時に一言説明があってもよさそうだ。些細なことではあるが、男性としては全然納得できなかったようだ。
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