
■MLB オリオールズ 5−4 ブルージェイズ(日本時間13日、オリオール・パーク)
オリオールズの菅野智之(35)が13日、前日先発予定だったが雨でスライド登板、ブルージェイズ戦に先発し、メジャー3度目で本拠地デビューを果たした。菅野は4回2/3、73球を投げて、被安打8(1本塁打)、奪三振0、四死球2、失点3(自責点3)、本拠地デビューを白星で飾れなかった。
2度目となるブルージェイズ戦、前回メジャーデビューの3月31日は4回2失点で両手がつるアクシデントで降板、「もうちょっと投げたかった」と悔しさを滲ませた。
上下オレンジのユニホームで大歓声に迎えられた菅野、1回、1番・B.ビシェット(27)に1球目のシンカーを左中間へツーベースを打たれると、2番・V.ゲレーロJr(26)には2球目のスイーパーが高めに甘く入ってしまい左中間へタイムリーツーベース。わずか3球で1点を失った。その後1死一、三塁のピンチを迎えたが、打率.429でア・リーグ首位打者の5番・G.スプリンガー(35)をセカンドフライ、さらに6番・W.ワグナー(26)には10球粘られたがセンターフライに抑え、最少失点で切り抜けた。
2回には1死からN.ルークス(30)にストレートの四球で出塁させると、9番・A.ロデン(25)にはライト前ヒット、2イニング連続でピンチを迎えると、1番・ビシェットにはカウント2−2からスイーパーが逆球となり、外角高めに甘く入り、ライト前へタイムリー。0対2とリードを広げられた。
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3回には先頭打者の昨季までオリオールズでプレーし、44本塁打をマークした3番・A.サンタンデアー(30)にストレートを完璧に弾き返され、今季1号ソロを浴びた。菅野は3イニング連続で失点、コントロールに安定感が見られなかった。
4回も先頭打者にストレートの四球を与えたが、続く8番・ルークスをカットボールでセカンドゴロ併殺打、9番・ロデンをファーストゴロと無失点に抑えた。
打線はブルージェイズ先発のB.フランシス(28)に4回までパーフェクトに抑えられて菅野を援護できなかった。
5回には先頭打者から連続ヒットで無死一、二塁のピンチで前の打席でホームランを打たれているサンタンデアー、ここもシンカーを捉えられたが、ライトへの大きなフライ。2人の走者がタッチアップしたが、1塁走者のスタートが早かったと判定されて併殺打。菅野はここで降板、4回2/3、73球を投げて、被安打8(1本塁打)、奪三振0、四死球2、失点3(自責点3)、本拠地デビューを白星で飾れなかった。
ノーヒットに抑えられていたオリオールズは5回にH.カースタッド(26)にこの試合チーム初安打となる今季1号2ランで1点差に詰め寄ると、6回にはA.ラッチマン(27)が3号同点ソロ、菅野をリードしてきた相棒が負け投手を消す貴重な一撃を放った。
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5対4で迎えた9回、オリオールズは抑えのF.バティスタ(29)が今季初セーブを挙げて連敗を2でストップした。