【桜花賞予想】狙うならば今年も2番人気? 過去データで探るGI桜花賞

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2025年04月13日 07:35  netkeiba

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桜花賞に出走予定のエリカエクスプレス(撮影:下野雄規)
 今週からは福島競馬場が加わり「中山&阪神&福島」の3場開催に。

 重賞は土曜日にニュージーランドT(GII・中山・芝1600m)と、阪神牝馬S(GII・阪神・芝1600m)。そして日曜日に桜花賞(GI・阪神・芝1600m)が行われる。重賞がすべて芝1600mという珍しい設定の週末となる。

 スポットを当てるのは3歳牝馬三冠のスタートとなるGI桜花賞。いつものように過去10年データを使って、馬券の傾向やヒントを探っていこう。

1.1番人気馬はなぜか勝ちづらい?

 いつものように、まずは人気上位馬の成績チェックから。

 毎年、人気上位馬が順当に好走しているイメージもある桜花賞だが、過去10年1番人気馬で勝っているのは23年のリバティアイランドだけ。成績は[1-4-1-4]。昨年も1番人気の単勝勝負は妙味ないと述べたが、やはり勝ったのは2番人気馬だった。

 その2番人気馬は大活躍中。近年では、18年アーモンドアイ・19年グランアレグリア・20年デアリングタクト・21年ソダシ・24年ステレンボッシュといった名牝たちが、すべて2番人気で勝っている。過去10年で5勝、成績は[5-1-0-4]だ。今年も2番人気がどの馬になるかは注目しておきたい。

 ちなみに3番人気馬は[1-2-2-5]。4番人気は[0-0-0-10]で全滅。5番人気[1-0-1-8]、6番人気[0-1-2-7]となっている。4番人気馬はずっと不振続きだ。

2.2ケタ人気馬は馬券圏内なし?

 過去10年、3着までの馬券圏内になっている馬はすべて9番人気以内になっている馬だけ。連対ということであれば8番人気馬まで。

 ときに人気薄馬が馬券になっているイメージもある桜花賞だが、2ケタ人気で馬券になっているのは、13年14番人気で3着だったプリンセスジャック以降出ていない。

 こんなことを指摘すると今年あたり出現したりもするわけだが、人気薄で狙うならば9番人気までが正攻法となるだろう。

3.枠順に有利不利はない?

 次に枠順の有利不利。

 過去10年で勝ち馬が出ていないのは1枠と8枠。勝ち馬は、2、4、5、7枠がそれぞれ2回ずつ。3、6枠が1回ずつ勝っている。最内・大外枠はやや勝ちづらいという状況だ。

 一方、馬券圏内30頭をデータにしてみると、これもほぼ満遍なく馬券圏内になっているといえる。阪神芝マイルは外不利のイメージはあるが、それほど顕著ではない。あまり枠順には捕らわれないほうがいいのかもしれない。

4.桜花賞は差し切りの競馬になる?

 過去10年、逃げ切っての1着となっているのは15年5番人気だったレッツゴードンキ(3枠6番)だけ。スローに落としての楽な逃げ切りだった。ちなみにこの時は、過去10年良馬場ではいちばんタイムの遅い1分36秒0だった。

 ほかで逃げて馬券圏内になっているのは20年(重馬場)で3着だったスマイルカナ(2枠3番)くらい。このときも重馬場でタイムは遅かった。つまりは逃げ馬が残れるのは、スローペースのときだけ。

 一方、上がり最速を出しているタイプは、過去10年で4勝2着2回3着1回。ペースにもよるが、良馬場で32秒台出せれば上位濃厚といえる。昨年は、メンバー中唯一上がり32秒台を持っていたライトバック(7番人気)が3着になっている。今年は32秒台出ている馬はいなそうだが、良馬場開催となれば上がり33秒台持つ馬には注意しておきたい。

5.狙える前走ローテは?

 過去10年、馬券圏内30頭中「前走チューリップ賞」組は15頭。全体的にみればかなりの好成績といえるだろう。しかし昨年は馬券圏内にはならなかった。しかも「前走チューリップ賞」組からは16年のジュエラー以降、勝ち馬は出ていない。

 フィリーズレビュー組もそうだが、トライアル戦からのローテ馬は、勝ちきれない傾向になってきているようだ。かわりに台頭しているのは、阪神JFからの直行組。近年は2連勝中である。しかし今年の場合、昨年「阪神JF」が京都開催だった点が不明要素。さて結果はどうなるか。

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