
株式会社AZWAYが2023年に実施した「両親の介護」についてのアンケートによると、将来的に両親に介護が必要になった場合、主な担当は「自分」と答えた人が男女ともに最も多いという結果が出ています。
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しかし、実際の家庭内では、介護の役割分担についてさまざまな意見や価値観が交錯しています。今回は、義母からの「介護はよろしく頼むわね」という発言にモヤモヤしていた女性が、思わぬ展開でスカッとしたエピソードを紹介します。
「介護してね」…呪文のように唱える義母
「義母は会うたびに『子供は親の面倒を見るのが当たり前』『介護はよろしく頼むわね』って、毎回念押しするんです」こう語るのは、結婚8年目の会社員・H香さん(39歳・会社員)。義実家との関係は悪くはありませんが、義母のこの「介護念押し」だけは、いつもH香さんをモヤモヤさせていたといいます。
「もちろん私だって、家族として介護のことはきちんと考えているんですよ。でも、なんだか義母が言うと、義務感を押し付けられてる気がして…」
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しかもH香さんは、義母自身がかつて夫の両親(義祖父母)の介護をほとんど手伝わず、義父や義父の姉妹に任せきりだったという話を聞いていました。その事実を知ってから、なおさら義母の言葉が胸に引っかかっていました。
「義母がそんなことを言うたびに『自分は義両親の介護を丸投げしたのに…』って、心の中でツッコミを入れてましたね」
そんなある日、H香さんたち夫婦が義実家を訪れ、またいつものように義母の「介護よろしく」発言が始まったその時でした。
義母に「会心の一撃」!
これまで沈黙を貫いていた義父が、突然口を開いたのです。「お前、自分は俺の親の面倒なんて一切見なかったじゃないか」と…。
一瞬、場が凍りつきました。義母は完全に言葉に詰まり「え、いや…それはあの…」と明らかに動揺。視線は宙を泳ぎ、手元のお茶を持つ手も震えているほどです。義母は何か言い返そうとしても口がうまく動かず、結局、小声で何度か「いや、あの…違うのよ…」と繰り返すだけで、完全にパニック状態になっていました。
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「あの瞬間は、本当にスカッとしましたね(笑)。義父、よくぞ言ってくれた!って思いましたよ」
H香さんによると、それ以来、義母の「介護念押し」は驚くほど少なくなったとのこと。「お義父さんのおかげで、これからはもっと自然に、前向きな気持ちで介護のことを考えられそうです」と、安心したような顔で語られました。
家族間での介護の話題は、時にデリケートで難しい問題。しかし、過去を棚に上げて一方的に責任を押し付けるのではなく、家族が互いを尊重し合って協力することが何よりも重要です。
気持ちを柔らかく伝え合いながら、無理のない介護を目指したいものですね。
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【出典】株式会社AZWAY「幸せおうち計画」
「両親の介護」についてのアンケート