【陸上】早大ルーキー佐々木哲、堂々デビュー「覚悟決めて」3000m障害で日本代表選手に先着

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2025年04月13日 09:38  日刊スポーツ

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金栗記念選抜陸上中長距離大会 男子3000メートル障害で力走する佐々木哲(撮影・藤塚大輔)

<陸上:金栗記念選抜陸上中長距離大会>◇12日◇熊本・えがお健康スタジアム◇男子3000メートル障害



早大のルーキー佐々木哲(1年)が学生トップの2位に入り、存在感を示した。


U20日本歴代2位となる8分29秒05をマーク。臙脂(えんじ)のユニホームでの初レースで躍動し「新たなステージとなって、気持ちも心機一転。新鮮な気持ちで体も軽かった」とほほ笑んだ。


優勝した新家裕太郎(愛三工業)には2秒36差をつけられたが、23年世界選手権代表の砂田晟弥(SUBARU)や五輪2大会連続出場の青木涼真(ホンダ)らに先着した。充実感を漂わせつつも、レース後には「後半は体がかなり浮いてしまった。ちょっと悪い癖が出た面もあるので、最後は上げられなかった」と反省。新家に差をつけられたことを悔やみ「抜かなきゃいけないところで追いつけない弱さがある」と見つめ直した。


佐々木は名門の長野・佐久長聖校出身。昨夏の全国高校総体(インターハイ)でも3000メートル障害で圧勝し、同12月の全国高校駅伝では3区区間賞の快走で2連覇に貢献した。早大では3000メートル障害やトラック種目を主戦場としながら、駅伝にもコミットしていく構えだ。


「大学としてのプライドもある。チームにもしっかり貢献できるような選手になりたい。箱根駅伝では往路の区間でチームのスタートに貢献したい。(同じ1年生の)鈴木琉胤だったり、(山口)智規先輩(4年)だったり、チームの仲間と一緒に最高の結果を残せるように頑張っていきたい」


その先には世界での活躍を見据えている。熱い口ぶりで、言葉に力を込めた。


「覚悟決めて、4年間やっていきたい。大学4年生でロサンゼルス五輪があるので、そこの出場を目指したい。大学2年生ではアジア大会が名古屋で行われる。地元が名古屋なので、来年は地元で凱旋(がいせん)したい。トラックで世界で戦うことと、駅伝でしっかりチームの目標に貢献できるような走りをしていきたいです」


強い決意を胸に、早稲田での4年間を歩んでいく。

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