


うちには小学3年生の息子と年中の息子がいます。トシは小さい会社の社長をしていますが、そこまで稼ぎはよくありません。数年前にマイホームを購入したものの、私も働いて生活をしています。最近、トシの様子がおかしい。いままでトシは、残業で帰りが遅くなることはあっても、会社に泊まるなんてことはありませんでした。しかし、ここのところその回数と頻度が増えているのです。

「こいつ……不倫してるな」妙に機嫌はいいのに、私の話には興味がない感じ。私はトシの車にGPSをつけたのです……杞憂で終わればいいという気持ちはありますが、私は確信していました。

不倫相手はおそらくあの女。半年ほど前にトシの会社に入ってきた、パートの人。既婚者で子どもがいるとトシは言っていて、名前もそのとき、きいていました。その名前の人からハート付きで送られてきたLINEを、トシがお風呂に入っている間に見てしまったのが1週間前。


たまたま私が洗面所に用があって入ったところ、洗濯機の上に置かれたトシのスマホに通知がきており、思いがけず知る羽目になってしまったのです。衝撃でした。でも突然のことで証拠などはとれず。LINEを開いたら私が見たことがバレてしまう。そんな経緯があって、GPSを車につけるなんてことをしたわけですが。
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1週間前にLINEを偶然見てしまったことがきっかけで、トシの不倫に気が付きました。思い返してみれば「残業」や「会社へ泊まり」が増え、なんだか浮かれているし……。
けれどより確実な証拠がほしくて、トシの車にGPSをつけました。結果はやはり「クロ」。不倫の事実もわかって、相手もほぼ特定できて……。
あとは私が冷静に対処すれば、きっとこの話は終わります。不倫相手も既婚者のようなので、こちらの主張を理解してくれるとは思うのですが……。
【後編】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・んぎまむ 編集・石井弥沙
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